みなさん、こんにちは。
KAMINです。
シンセサイザーに注目してミュージシャンや曲を紹介する、「シンセサイザーのおと」。
今回は「深町純さん」について書きます。
深町純さんを知ったのは、「おはようスタジオ」のオープニング曲、「ON THE MOVE」。
この曲が流れると子供ながらにワクワクしちゃった。
TVの内容はそんなに覚えていないけれど、オープニング曲を聴くためにTVを付けるという感じ。
志賀ちゃんがお茶らけていたのと、竹谷英子さんのラジオっぽい感じのおしゃべりが印象に残っている。
子供番組のオープニング曲としてよくぞ使ってくださいましたっ!と、座布団3枚あげたい(笑)
TVに付いているスピーカーでもブンブン・ミョンミョン鳴ってたベース。
ハイハットの刻み。
ブラスセクションと一緒に奏でられる深町さんのシンセサイザー。
そしてミニ・モーグのソロの途中ぐらいまでで、志賀ちゃんと竹谷さんがしゃべりだす...
中学になって見ることができなくなって、シンセサイザーに興味を持って購入した本が「ロック&キーボード'79/シンセサイザー」で深町さんを見つけるんだ。
「この人かぁ、かっこええ」と思いながらソノシートに収録された深町さんの曲「TAKE A」を聴くとぶっ飛んだ!
シーケンサーを使って多重録音すると、こんなにかっこよい音楽になるんだと衝撃的でしたね。
YMOや冨田勲さん、喜多郎さんとは違った強烈な個性。
YAMAHA CS-30のシーケンサーを用いて、ベース・ドラムを1拍ごとに打っているだけのガイドに主役の楽器がどんどん入れ替わる。
エコー深め
ピアノにオルガン、クラビネット、メロトロン。
当時珍しかったポリフォニック・シンセサイザーのCS-60を用いて和音で弾いて、スライド・コントローラーでピッチ・スライドしています。
シンセサイザーのミニ・モーグのソロはトーキング・モジュレーターとモジュレーション・ホイールを使って演奏表現する。
楽器・フレーズごとにエフェクターもかけていて、サウンドに溶け込んでいる。
衝撃でしたよ。
深町さんのアルバムが近くのレコード屋さんでは売っていなかった。
だから何度も何度も「TAKE A」を聴いていた。
その後、レンタル・レコード屋でアルバム「ON THE MOVE」を借りてテープに録音して学生時代に通学時に電車の中でウォークマンで聴いていた。
社会人になって深町純さんの廃盤になったレコードがCD化されて購入。
...世界観に付いていけない(笑)
もう少し自分が咀嚼できていたら楽しかっただろうにね。
そして知り合いのミュージシャンが深町純さんのライブスペース「FJ's」でライブを実施するので足を運ぶと、深町純さんがいましたよ。
知り合いのミュージシャンは共演してるし。
深町さんのピアノが入ると、色彩と湿度が感じられる。
ライブ終了後に少しだけお話をした。
おはようスタジオの「ON THE MOVE」のことと、「ロック&キーボード'79/シンセサイザー」に収録した「TAKE A
A」のことを話したけれど、「TAKE A」は忘れていましたよ(笑)
楽しい日だったな。
観客として観ることができたから楽しかったんだろうね。
もっと音楽に精通していたなら、打ちひしがれるか、チャレンジするか...でしょうね。
深町さんのシンセサイザーの演奏は、シンセサイザーのコントローラーを駆使して弾いている。
トーキング・モジュレーターを使ったミニ・モーグの音を聴いてしまうと深町さんだってわかってしまう。
エフェクターも音の一部として巧みに使っている。
ピアニスト、キーボーディストなんですが、シンセサイザーでライブ・パフォーマンスできる数少ないシンセシストだよね。
全部ではないが深町純さんのオリジナル・アルバムはいろいろ聴きました。
でも、自分としては「ON THE MOVE」と「TAKE A」がやっぱり好きなんだ。
1周廻って、思い出のある曲に行きついてしまうね。
興味がありましたら、聴いてみてください。
今回はこの辺で。
では。
◆知り合いのミュージシャンの2010年のライブレポ
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シンセサイザーについてわかりやすく書いている私のブログ「カムカム・シンセサイザー」。
ほぼ毎日のペースでアップしています。
ご興味がある方はご覧ください。
以上