オトナに出会う | あきれカエルの頬かむり

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こんにちはー。すごしやすい日々がおわって、また蒸し暑くなりそうな。


お元気ですか。


わが子がまた入院したので、家が静かですー。


血液の成分の数値が落ちてきたので、


また普段と同じくらいの数値に上げるために血液製剤を


投与してもらうのですが、これで三回目。


危険なまでに低下すると、投与って感じで。


数値上がれば退院☆



前々回(春)は、約一週間入院。


前回(梅雨)は三日間。


今回(夏)は、医師いわく


「今日入院して点滴、明日結果良ければ退院しましょっか」


早っ。


だんだん早くなってきてる……w



まあ、わが子もぜったい病室で泣き叫んでるから。


いつもと同じくらいにまで戻れば、それでいっか。




血液製剤の効果の持続期間が、だいたい二、三カ月。


効果が切れると、だんだん数値が悪くなってしまう。


つまり、外部からの血液の成分投与なしでは


命の危険があるわけで。



そっかぁ……。


自分で、自分が生きていくだけの力を、


この子はもう、生み出せないのかあ……。


と。



なにか、大きくて怖い、絶対的な自然の力が、


少しずつわが子に近づいてきていることを、


思い出してしまいます。


でも、でも、それでも、


ありがたいことに、まだ医療の力で、


盛り返すことができています☆


いずれその血液製剤が利かなくなることがあるかもしれません。


それまでに移植の方が決まっているといいな、と思います。


よい医師に出会いました。ほんと。


がんばってくれて。


病気の説明をしてくれた医師も、すごく良かった。


前、入院で同室になったお子さんの親御さんも、勉強になりました。


その方は、計三回、骨髄移植のドナーになったことがあるのだそうです。


骨髄提供は身内の方へ一度、残りの二回は骨髄バンクを通じて他人の方へ。


私もドナーの方って、どうなんだろうとか、移植患者の家族ってどんな感じなのかなって


興味があったのですが、その親御さんは大変冷静で、


「移植については人それぞれで、イイこともあれば、悪いこともある。私の事例が、


あなたのお子さんに同じように起こるわけではないですよね。鵜呑みというか、


自分の子どもと違うって、あとでなって、逆に不安が増すこともあるのだろうから、


やっぱり疑問がある時は、信頼できる医師や、専門の機関とかプロのスタッフに、


聞くのが一番ですよ」


って、諭してくれました。


ほんと、そうだなあ、と思います。




わが子の病名をネットで調べた時の絶望感といったらもうそりゃ。


でも、日本でその病気を専門に研究されている医師に、話を聞くと、


同じ病気、症状なのに、なんか「不安」じゃなくなるんです。


もちろんネットが悪いってんではないですよ!?


でも、なんつうのなかあ。ネットだと、


調べても、何故か不安が増していくだけなんです。


あ、それと、医師は話し方が丁寧だった。


言葉選んでいたし。



逆に、医師は医師でも、その病気をあまり詳しくない医師に、


「私も専門ではありませんが、○○という症状が出るそうです」


とか説明されても、イマイチぴんとこないというか(スミマセン…)。


やっぱ、なんか難しいことがあったら、なるべく専門の方に


教えを請うことをお勧めします☆


実際、医師も、知らないことがあると、違う病院の先生に聞いたり、情報交換していて。


まったく違う別の市の、それぞれ別の通院先(わが子は色んな病院に通院中)の医師が、


「ああ、その○○医大の先生知ってる。こないだ会ったよ」


とか


「解らないことがあったから、電話して聞いてみた」


とか多くて、横のラインがたくさんあるんですねー!!


もっと、縄張り争いとか、プライドとかで、他の先生に教えてもらうなんて! とか


あるのかなあ、と思ってたけども。


うう。ごめんなさい偏見でした。



研究者とか、エライ大学の先生なのに、そーゆうの抜きにして、すっごい素朴で、優しくて、


その分野を、知識のない不安な親に、時間かけて説明してくれて…


ジーンとしました。


なんか、エライ教授とか、ちがうイメージありません?w


きっとドラマとかに毒されてるのかも…w


あーそれか、運が良かったのかなあ?


なんか、いい「オトナ」に、出会えると、うれしいです。





私も子どもから見たら肉体は十分オトナ(老化する一方)だから…。


な、中身もいいかげん大人にならんと!




では、またいつか。


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