30年お世話になったボイストレーナー、晴子さんの2回目の月命日。
毎月18日は私自身の為に何かしら綴っていこうと思っています。
教えを乞う師匠をなくしてから、2ヶ月。
その間、私が開講する発声レッスン、何かが大きく変わった訳ではありませんが、より深く、素早く生徒さん1人1人の状態や状況を受取り、見い出し、更に的確な提案をしようとしているようにも感じます。
伝えるようになって早17年。
きっかけは別々の場所で同時に3人の方に「(発声を)教えていないんですか??」と聞かれたこと。
当時の技量、力量で何故そんなことが起きたのか、今でも不思議でならないのですが、それを晴子さんに伝えると
「いいじゃない!やりなさい。あなた、向いてるから!あなたの為にもやった方が良いわ!」
と、背中を押して下さったことから。
続けて「私が伝えていること、そしてそれをあなたというフィルターを通して伝えていけば良いんです。」と。
ボイストレーナーとしても晴子さんに恥ずかしくないように。
この時間こそが晴子さんのDNA全開の私であるとずっと思ってきました。
『声は生物。今日1番の声の状態にして送り出す。』
これを30年、毎回、送り出していただきました。
晴子さんの信条は私の信条でもあります。