5日(金)の吉祥寺スターパインズカフェでのモモナシ、ワンマンライブ



そこに私が30年師事し続け、毎回駆け付けて下さるボイストレーナーの晴子さんのお姿はありませんでした。
先月、体調を崩され、予定されていたレッスンは全てお休みになる中、このワンマンライブのことを気にかけて下さり、「あなただけはレッスンをしたいから自宅に来れませんか??」と言って下さいました。
感謝と共に喜び勇んで向かいました。
体調のお話もして下さいました。
今日に合わせてご自身を整え、この上ない濃厚な時間と力をいただきました。
ライブ当日、会場には晴子さんの旦那様、娘さんのお姿。
ですが、晴子さんはここに居るような、深いところで守られているような気がして、穏やかで大きな気持ちでステージをつとめることが出来ました。
終演後、ご挨拶する中、娘さんからいただいた晴子さんからのシナモン
プレゼント


夏らしいデザイン、水を弾く素材のポーチ

シナモロール
ポーチ
フルーツに囲まれた、優しいタッチのシナモン







マチもしっかりあって見た目より大容量

そしてライブ翌日には、私のレッスンの後に晴子さんが入院されたことを知りました。
私と晴子さん、2人にしか分からない、あの日のレッスンのやり取り。
私へと今ある全ての力と愛情を注いで下さり、私もそれを引き出し、食らいついて、とてつもなく美しい時間を過ごしました。
晴子さんは覚悟を決めて、あの日、私をご自宅に呼んで下さったんだと、そしてこのポーチのご褒美を娘さんに託して下さってたんだと、その事の重大さ、生徒冥利に尽きる愛情の深さに押しつぶされ、ポーチを抱きしめながら大号泣しました。
これまで、そしてあの日のレッスンで私がいただいた、とても大切な発声への判断力、調整力、歌リズムの妙、そしてこのポーチと共にツアーに出発。
大阪でも、岐阜でも、私の歌声は晴子さんに届いていたと確信しています。
その感想を聞きたくて、確かめたくてなりません。
一日も早い回復を日々祈り、退院の知らせを待ち続けています。