物資プロジェクトの物資は

お帰りの皆さんが通る、集会所の外で手渡しされることが殆どです。


演奏前に一軒一軒に配り

そして演奏を楽しんで下さった皆さんにと

私達の到着前から動き、終わると直ぐに次の仮設住宅に移動します。

この寒い時期も同じく。

嶋津さん、群馬から駆け付けのBOSSも

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今回はクリスマス前、この中でも

皆さんを楽しませようとしていますニコニコ


全国から、さかなのみうらに寄せられる支援物資は

こうして嶋津さん率いる、物資プロジェクトの手によって

南三陸町、はたまた町を越えて

一軒、一軒の皆さんに確実に渡されています。


このプロジェクトは県内、県外からの

有志、支援チームで成り立つ中

自身も被災者でありながら

漁師の長さん、ともちゃんの姿もあります。


物資配布に関しては、当初から色々な見解がありましたが

石鹸一個、今、ちょっと先に使うものを配って

何が復興を遅らせるのか?

まだまだ困っていらっしゃる方がある


そしてその現状や移り変わりを

皆さんと対峙し、肌で感じ続けながら動いているプロジェクトです。

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復興への道のりが長引く今

物資の配布に関しても又、次を見据える時に入っている

とも伺いました。

そして支援する側の意識レベルやスタンスもより問われていきます。


毎月の桃梨演奏はこの物資プロジェクトの日々のご苦労の上に

成り立たせてももらっています。


物資プロジェクトや嶋津さんのおもいの高さ、深さに共感し

共に真摯に状況を察知、動きに変えていけたらと思います。

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復興か長引くということは

ここに暮らす皆さんの人間関係も

又、複雑なものにもしていくように感じました。

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震災前にあった複雑さが

震災を経て、今となり

違う形で複雑さを増させる。

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見えるもの、見えないものの

今を、うごめきをより強く感じた2日間。

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さんさカフェへ車

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桃梨にとっても二回目の冬本番の季節に入っていきます。

最近、言われるのは

演奏とは別に、何もなくても

ただ遊びに来て欲しい。

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町の皆さんと支援者の関係も更に深まり

復興してしまったら

みんな、もう来なくなってしまうのではないか?


始まりに向かっているのに

終わりに向かっていくような感覚


そんな不安も感じとれる瞬間もありました。


桃梨はいつだって、今だって

日本全国、喜んでもらえる、お呼びがかかれば

何処にだって向かいます。


晴れやかな今日晴れ

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それでも、取り戻せるものはいち早く

新しく出会っていくこれからに

どこかで笑えるように

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この天気から一転

私達が夕方、南三陸町を後にした直後

雪が舞い、翌朝には銀世界となりました雪


来月も沢山のおもいを乗せて

会いにきますドキドキ