梅雨の雨梅雨の雨 花々.に 訪れる 蝶も無く 何とは無しに 郷愁を覚える 学友が お母さんの お迎えを 待っていたっけ 童謡に 「あめあめ ふれふれ かあさんが じゃのめで おむかい うれしいな」と 歌っていたのを 想い出し 友が 大きな 蛇の目傘で お母さんと 一緒に 帰っていったのを 羨ましく 見送っていた 少女 (私) 年を取ったものだと 何のため息か