親心Ⅱ | 98歳 頑固婆さんの 独り言

98歳 頑固婆さんの 独り言

お花たちへの メッセージ

子供の頃から 父に 躾けられる 「女は 朝起きたなら まず 髪整え 顔洗い 次 部屋の掃除 次 仏に手を合わし 次 腹満たせ」と 教えられるも 

婆さんに 成り 何もかも 面倒 お布団と 仲良し 久しぶりに 父の言葉想い出し 鏡の顔 映す 

ショック! なんじゃ! 頭 アザラシの如く 目 ショボショボ なんじゃ! 汚い 「お前さん 誰だい 私 婆さんだよ トホホホホ」 いつの間にか こんなになっていた 渋紙色の顔の皺わ 知っていたが こんなになっていたとは 

「良し 今日から 変身 百歳まで 美しく生きるぞ」と が 「美しくは 無理無理 ま 小ざっぱりと しましょうか これでは 可哀想よ」と 自分に 言い聞かせ 

女性に モテモテ ダンディだった父を 想う