自称世界一小さな砂漠のある町、それはカークロス。
Tagishというカナダ先住民族のコミュニティです。
人口400人の小さなコミュニティで、街全体を歩いてまわれてしまうほど。
19世紀の末にユーコンで興ったクロンダイク・ゴールドラッシュにとって、このカークロスは大変重要な場所でもあります。
当たり前のことですが、どんなことでも物事には最初の第一歩というものがあります。
クロンダイク・ゴールドラッシュにつながる金の発見にも、もちろん最初の第一歩がありました。
今から100年以上前にブームとなったユーコンのゴールドラッシュ、実に10万人もの人が金を求めて北へ旅立ったと言われています。
そのな大きなゴールドラッシュの最初の金を発見したのが、カークロスに住むTagish族の人とその親族だったのです。
(へえ!)
その第一歩以来、この1世紀でクロンダイクからは390トンもの金が発掘されました。
ゴールドラッシュ時代には、このカークロスを経由して、ホワイトホースとアラスカのスカグウェイをホワイトパス・アンド・ユーコンルートという鉄道が走っていました。
ゴールドラッシュの衰退に伴い営業を停止していましたが、1988年に観光用として営業が再開されました。
2007年にはスカグウェイからカークロスまで再開通し、今ではユーコン観光のひとつの目玉となっています。
そしてこのコミュニティには、私たち日本人にとって、とてもびっくりすることがあります。
なんと、おすし屋さんがあるのです。(!)
その名もゴールドラッシュすし!
小さな屋台風のかわいらしいお店です。
他にもホットドッグ屋さんなど、同じような構えのお店がいくつかありました。
ゴールドラッシュすしは日本人女性が経営するお店で、夏のみ営業されています。
今期の営業はすでに終了されていました。(残念!)
お店の建物と備品だけを売りに出しているのか、それともビジネス自体もたたんでしまうのか・・・。
もしもビジネスを売りに出しているのだとしたら、ちょっと残念な気持ちがします。
こんなに小さな小さなコミュニティの中で、たった一人の日本人として暮らし、日本食のお店を経営している人がいるなんて、なんとも頼もしく誇らしい気持ちになります。
カークロスは湖に囲まれたコミュニティですが、その美しさといったら言葉で表すことができません。
ただボーっとながめているだけで、優雅な気持ちになってしまうのです。
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