5月の10日過ぎに始まった田植えも5月の末にやっと終り、水や生育の管理と観察を行っています。
今年は、コシヒカリと酒米の直播と、ハイブリッド水稲(苗と直播を合わせたもの)も同時に行っています。
一部を除き定植苗は順調に成長しています。
酒米の直播は初めてですが、根の張り具合がコシヒカリと違うのと、代掻き後1日以上おいて播種したため、発芽した後の浮き苗が多く予想外の展開になっています。どの種類もそうですが、酒米の直播は根の状態からすると代掻き後すぐに行うのが良いようです。
今年の直播の害鳥はハト、カラス、スズメです。スズメは水に入りませんが、ハトとカラスは平気です。
猫さん鷲さん方法も離れた畦際などはハトやカラスが来て食べています。大きな水田の場合4箇所に置いた方が良いようです。
今までの直播でも収穫時に畦際の苗が少ないことが結構ありましたが、麦が完熟前の一番餌が少なくなる時期なので、鳥達も必死のようです。
昨年播いた小麦も順調に育っています。
野菜類も今のところ元気に育っていますが、今年はスイカの苗を植えてみました。波田のスイカの苗を栽培されている方に、栽培方法を簡単に教えてもらいましたがうまく育つ可能性は3割ほどです。大玉スイカの本枝の5個目の芽を止めて、わき芽を伸ばし、葉が50枚になるまで伸ばし、伸びた根元から25枚めの葉にある花芽を朝の数時間ほどの間に受粉させ、1つの苗に2個だけ作ると美味しいスイカになるそうです。大玉は難しそうなので、小玉スイカの苗もいただいてきました。
田植え期間中に水稲でお世話になっているベテランの親方さんに昔のお話を聞きました。
親方さんが就農する頃にやっと動力の機械が出てきたそうですが、それまでは馬や牛を使っての作業でした。
稲刈りはもちろん手刈りで、足ふみ脱穀機を使って収穫したそうです。田植えも大変だったそうです。
まだ馬や牛がある家は良かったそうですが、規模が小さく馬や牛のない農家では、まんのうで粗く起こしたあと水を入れて足で踏んで代掻きをしたそうです。
草取りも1年に4回入り最後は「なでつけ」と言ってそのころは苗も伸びていて顔に当たって大変だったそうです。
今は遊んでいるようなものだと言われてましたが、確かに今と比べるとそうだと思います。
お話しを聞いてるだけでうんざりするような作業です。
その頃のような作業を今の人がやった場合、2日ぐらいは出来るが続かないと言われてました。
その通りだと思います。やってみて初めてわかる辛さだと思いました。
別の水田の方は、夫が戦争に行き、馬を使って主婦達で作業をされていたそうですが、馬も徴収され、収穫時は人手が足りず月明かりではざ掛けをしたりで大変だったそうです。
