髪の寿命は通常2~6年、髪が太く伸びていく「成長期」
毛根が退化し始める「退行期」、髪の成長が止まる「休止期」の
サイクルで抜け落ちます。しかし、乾燥から頭皮の状態が悪化し、
毛穴が髪を捕らえる力を失ったり、毛穴に皮脂が詰まり栄養分が
毛根に行き届かなかったり、ストレスやタバコで血管が収縮し
頭皮の血流が悪化するなどの原因で、成長が止まったり、
成長途中で抜け落ちたりします。また、成人の髪は平均10万本あり、
一日の抜け毛が50~70本あるのは、当たり前なので心配は不要です。
ただし。その中に細く短い髪がある場合はヘアトラブルの
可能性もあるので、専門家にご相談を!原因別3つの解消法
1.頭皮の乾燥によって、表皮が薄くなったり毛穴が開いたりして、
髪をしっかり捕まえる力が低下します。
原因は、もともと乾燥肌である、シャンプーの洗浄力が強すぎる、
すすぎが不十分、ビタミン類の摂取不足などが考えられます。
解消法→保湿効果のあるローションや、頭皮のための
トリートメントパックを使って頭皮を保湿します。シャンプーは、
皮脂を取り過ぎない、優しい洗浄力のものを選んでください。
2.ストレスで緊張が続くと、副交感神経の働きが鈍り、
毛細血管が収縮します。頭皮が固くなり、血流も悪くなります。
また、タバコも毛細血管を収縮させてしまうので、
育毛阻害、薄毛の原因になります。
解消法→意識的にリラックスタイムを作ります。
睡眠をたっぷり取り、タバコは控えます。
3.普段から、頭皮が脂っぽかったり、ホルモンバランスの
崩れなどから頭皮がオイリーに傾くと、余分な皮脂が頭皮に残留、
やがて酸化し毛穴の出口を詰まらせます。
そして、毛穴の中にも皮脂が充満し、水溶性成分である毛乳頭からの
栄養分が毛母細胞に届かなくなり、髪がやせて抜け落ちます。
解消法→毛穴詰まりを解消するシャンプーなどを使って
頭皮のクレンジングを行います。また、皮脂は30時間放置すると
酸化するので、その前にシャンプーをして頭皮の清潔を保ちましょう。