man in the mirror 2 | BEAT

BEAT

ENDLESS FIGHTER

「僕は・・・幸せになって良いのか」


「当たり前だ」


「でも彼女は・・・未来にたくさんの希望を持っていた彼女は・・・死んでしまったんだ」


「だからお前の不幸を願う。そんな子だったか?」


「まさか!僕は君のために死にたい、って言ったら、本当に私のためを思うなら生きて欲しいって」


「そんな子が今のお前を見たらどう思う?」


「それは・・・」


「きっと自分を責めるだろうな。私さえ死ななければって・・・」


「それは・・・」


「かわいそうな彼女だ。お前なんか好きになったために」


「それは・・・」


「そう思うよな、多分。私と知り合わなければ彼はこうならなかったはずだって。ごめんって」


「そんなこと言うな・・・そんなことはないんだ!僕の人生で、唯一の幸せな時間だったんだ」


「だったらその大切な時間を汚すようなことはするな!良い想い出に変えるんだ!!」


「う・・・」


「さあ、どうする?彼女に自分を攻め続けさせるか?」


「まさか・・・そんな」


「それとも、彼女と笑顔で別れるか?」


「それは・・・」


「さぁ、どうする?」


「それは・・・」


「さあ!」


「本当に君が言うことが・・・」


「お前が一番分かるはずだ。彼女がどういう子だったか」


「それは・・・」


「さあ!」


「(無言)」


「逃げるな!向き合え!彼女と!お前自身と!」


「う・・・」


「さあ!」


「・・・分かった」


「よし、先に進もう」







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