はや、2022年のゴールデンウィークも後半![!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/092.png)
皆さん、今年のゴールデンウィーク
いかがお過ごしですか
本日「みどりの日」
今回は、前編でお伝えしたように
「昭和の日」の「昭和(しょうわ)」に代表されるの元号について
つらつらと書き綴っていきたいと思いますm(_ _)m
そもそも元号とは?
元号は、古代で君主が時(暦)をも支配するという思想のもと、紀元前140年、前漢の武帝の時代に誕生した制度。現在でも使用されているのは
だけ
本家では約2千年後の清朝を最後に消滅、西暦が使われるようになったそうな
日本初の元号は「大化(たいか)」
645年、中大兄皇子(後の天智天皇)、中臣鎌足(後の藤原鎌足)らによる「大化の改新」で天皇中心の中央集権的な国家づくりが始まったころに定められた
元号の数は248
7世紀頃に一時の中断期があったのを除いて、「大化(たいか)」から「令和(れいわ)」まで、その数248にのぼる
最多文字数元号
の元号は伝統的に二文字が多いのですが、文字数の制限は明確にはないそうな
従って、過去(正確には聖武~称徳天皇時代の約四半世紀)に最多の四文字の元号が5つあったそうな
749年「天平感宝(てんぴょうかんぽう)」
749年「天平勝宝(てんぴょうしょうほう)」
757年「天平宝字(てんぴょうほうじ)」
765年「天平神護(てんぴょうじんご)」
767年「神護景雲(じんごけいうん)」
改元ペースは平均5年半に1度
「明治(めいじ)」以降、改元は天皇の即位に伴う「代始(だいはじめ)改元」となり、天皇一代に一つの元号が定められる「一世一元」が確立された
が、日本史上、改元はもっと頻繁に行われており、「大化(たいか)」元(645)年から「平成(へいせい)」31(2019)年までに使われた元号は247
平均すると、5年半に1度のペースで改元されたことになるそうな
改元理由として
1.吉兆が現れたことによる「祥瑞(しょうずい)改元」(そのままでええやん)
例)
650年「白雉(はくち)」・・・珍しい白キジが天皇に献上されたのを祝って改元
701年「大宝(たいほう)」・・・天皇に黄金が献上されたことを祝って改元
717年「養老(ようろう)」・・・体を癒やす泉が見つかったことを祝って改元
2.災害、干ばつ、疫病流行、彗星の出現、大火災、大水害等による「災異(さいい)改元」(これはわかる)
最長元号ベスト3
第一位 「昭和(しょうわ)」・・・62年
第二位「明治(めいじ)」・・・43年9カ月
第三位「応永(おうえい)」・・・33年10カ月
※第四位が「平成(へいせい)」・・・30年3カ月(惜しい)
最短元号ベスト3
第一位 「暦仁(りゃくにん)」・・・2カ月14日
第二位「天平感宝(てんぴょうかんぽう)」・・・3カ月15日
第三位「元仁(げんにん)」・・・5カ月
使用される漢字ランキング
「日本年号史大事典」などによれば、「大化(たいか)」から「令和(れいわ)」まで、248の年号に使用されている漢字の合計は73
第一位「永」・・・29回
第二位「元」と「天」・・・27回
第四位「治」・・・21回
第五位「応」と「和」・・・20回
※「令和(れいわ)」の「令」は初選出だそうな
出典元ランキング
「平成(へいせい)」までの出典は77種で全て漢籍。大部分は唐以前の古典で、「四書五経」と呼ばれる儒教の経書や古代中国の歴史書が多いそうな
「令和(れいわ)」で初めて和書である万葉集を出典された
第一位「書経」・・・36回
第二位「易経」・・・27回
第三位「文選」・・・25回
第四位「後漢書」・・・24回
第五位「漢書」・・・21回
元号がつく日本史の出来事
645年「大化(たいか)」大化の改新
701年「大宝(たいほう)」大宝律令
708年「和同(わどう)」和同開珎鋳造
788年「延暦(えんりゃく)」比叡山延暦寺創建
864年「貞観(じょうがん)」貞観(富士山)大噴火
869年「貞観(じょうがん)」貞観地震
1156年「保元(ほうげん)」保元の乱
1159年「平治(へいじ)」平治の乱
1221年「承久(じょうきゅう)」承久の乱
1274年「文永(ぶんえい)」文永の役
1281年「弘安(こうあん)」弘安の役
1333年「建武(けんむ)」建武の新政
1467年「応仁(おうにん)」応仁の乱
1688年「元禄(げんろく)」元禄文化
1701年「宝永(ほうえい)」宝永地震・宝永(富士山)大噴火
1736年「享保(きょうほう)」享保の改革
1793年「寛政(かんせい)」寛政の改革
1841年「天保(てんぽう)」天保の改革
1858年「安政(あんせい)」安政の大獄
1868年「明治(めいじ)」明治維新
1910年「大正(たいしょう)」大正デモクラシー
カバー&挿し絵画像:いらすとや さんより(ありがとうございます!)