以前「憂鬱な金曜日」の投稿をした事がありますが、その他の言い方をすると、土日副業の前日でもある。でもその日は以前から約束していたバイトで知り合いになった友人とお酒を飲みに行く約束をしていた。たまにはこういう日も必要だ。その友人には私の家庭内の出来事が以前から話してあり、何故か統合失調症に関しては普通の人と比較してよく知っていて、私の中では妻の病について隠し事なく会話のできる身内以外で相談できる唯一の相談相手だと思っている。


この日も飲みながら再び我が家の実情について話した中で、私がこれまで何年も一番気に掛けている事として小学6年生の息子の現状がある。妻が統合失調症を発症した時、息子はちょうど小学校に入学した年。ただこれまでの経緯について私から息子には何も話す事が出来ないですし、小さい頃のいきさつのため、おそらく何も覚えていない可能性の方が高いと思っている。


私からこの友人に「病院からは妻の事を長男さんに何も話さないで欲しい」「息子さんお母さんに洗脳されているんじやないか」などと言われている事について話が及んだ時である。この友人は私に、「話からしてそれはないんじゃあない。息子さんがもしお母さんから洗脳されているのであれば、お父さんの事を口撃するはず。少年野球の送迎などやってくれているお父さんを責める事はしていないんじゃあないの?」と言われました。


これまで、私が医者も含めこれらの悩みを相談した人で、こういう考えを言ってくれた人がいなかったのですか、でも言われてみて、私の中で何か気持ちがすごく楽になったというか、希望が持てるというか・・・。言われてみれば確かにそうだと言える不思議な言葉でした。


この日がこの友人とは3回目の食事で、過去2回はもらってもらっていたので、この日は私が支払いをしたのですが、この言葉を言われただけでも十分に値段以上に価値のある瞬間があった事だけで、心からこの友人にありがとうと言いたいです。(面と向かっては言ってませんが・・・。)


いつもこの友人には、私から強烈な言葉の突っ込みをして、周囲の笑いの的に持ち上げてしまっていますか、この日ばかりは感謝の気持ちが湧き上がって来て、とても気分よくお酒が飲めるひとときが過ごせました照れ感謝!