子供達の始業式が終わり、家族の日常がスタートしました。スタート時点では表面上、昔の日常を取り戻したような生活でした。最初のうちは夕飯も全員で食べていたような気がします。但し、やはり気になるのは、妻が確実に薬を服用しているかどうか?私は、その確認方法として、ゴミ箱の中を見て薬を飲んだ形跡があるかどうかを毎日のように見ていました。

 

また、入院中妻から、「大阪に匂いに関して詳しい病院があるから連れて行ってほしい。」と言われていました。その病院で言われた事であれば納得するとのことだったので・・・。私は、その病院の場所を調べ、とある日に数時間かけて妻と下の子供だけを乗せて大阪へと向かいました。道路の渋滞が嫌いなので、かなり早い時間に家を出ましたが、途中妻から、「何でこんなとこ行くのかわけがわからん」等と言われました。私は思わず「自分が連れて行ってほしいと言ったから、向かっているのに。何言ってるん」等と返した事を覚えています。

 

そして、予約時間頃病院へ到着。調べてみて有名な病院だと感じていましたが、予約で入ったからかとても空いていました。診察の時間が来て、妻一人で医師のもとへ向かい診察室へ。何分後かに中から出てきた妻は、目に涙を浮かべて「病院の先生から匂い等何もしないと言われた」と説明しました。その他色々と言われたようでしたが、やっとこれで納得が出来たのではと、自分の中では一定の安堵の気持ちがありました。

 

診察が終わったあと、駐車場まで向かう途中にあった高級そうなパン屋で昼食用のパンを購入し、すぐにとんぼ帰り。病院のためだけの長距離運転で帰りは疲れがドット出ていましたが、心の中ではこの話にピリオドが打てるのではという期待感がありました。

 

自宅へ帰り、再び日常生活へと戻りましたが、やはり妻と服薬の状況確認が欠かせません。

その後の出来事については、また次の機会にアップデートしたいと思います。