私はこの何年かは毎日5時に起床しています。その日もいつもと同じように起床し自分の弁当を作って、下の子供が食べる支度(準備はいつもしますがいつもこれといったものは作ってあげられていませんが・・・。)だけはして、朝仕事には向かったと思います。

 

そして午後役所の福祉関係の窓口の方にお会いし、それまでの数ヶ月間家で起きていた出来事を、用意していたメモ書きとともに担当者の方に説明をしました。当時、自宅で妻が匂いの話を私にする中で、録音機をどこかに仕掛けたのではないかと思った事が何度かありました。また、妻が知るはずも無い出来事を、私が帰宅した際などに聞かれるような場面に遭遇した事があり、もしかして録音以外に、携帯電話のGPSを使って行動履歴を把握している可能性があるのではと考えるようになり、自宅にいる時だけでなく、外出している時も日常にかなりおびえていたと思います。このため、その日役所へ向かうときも、携帯電話を持ちたくなかったため、いつも出勤の際乗車する駅のコインロッカーに預けた事を記憶しています。

役所の担当者の方は、私の説明を聞いたあと、県の保健所に連絡をし、私が後日出向く形で県の保健所の方と、保健所の当直医をされていた地元の精神病院の医院長と面会する事になりました。

 

後日面会した医院長は、まず最初に「奥さんは普段家事はどんな感じでこなしますか?主婦でこういう病になる人は、概ね手際よくこなす必要がある家事の仕事がうまくこなせない人が多いのでお聞きします。」と言われ、私から「夕食はほとんど毎日作りますが、洗い物はほとんど毎日私が帰宅したあと、シンクに山盛りにたまった状態から片付けるのが常です。」と答えたかと思います。私は、朝自分の弁当を作った時に発生する洗い物は全て片付けてから出かけるのですが、帰宅したときのシンクは全く片付けていない事がほとんどでした。

医師から、「おそらく入院する事になると思います。期間はおおむね3カ月。病院で少し頭を冷やしてもらう事になるでしょう。素直に病院につれて来るのが難しいようでしたら、奥さんの兄弟やその他の人を出来るだけたくさん集めて、説得して連れてくるしかないと思います。退院後、あなただけに非難が行く状況を少しでも減らすためです。奥さんのご兄弟やお父さんにまずはお話してください。」と言われたと思います。この時そう言われた私は、心の中では誰に相談しようと、既に結論は出ていました。

 

保健所での相談が終わり、その日のうちに実家へ向かい、妻の兄弟、父親にいきさつも含め話しをしました。

 

この続きは後日アップデートしたいと思います。