佐々木俊尚氏の話題の新書を読了。

ipadとキンドルのビジネスモデルの抗争から、音楽業界のプラットフォーム戦争の結果から読み取れる、出版業界における新プラットフォーム戦争。そして、そこでの生き残り型、新しいビジネスモデルのあり方。

自費出版における具体的な実務に加えて、今までの「出版業界」の功罪(主に、流通分野中心に。)を、歴史から読みとき、最後に、電子書籍の将来の姿、あり方、をシンプルに、コンパクトに語っています。「読者と書き手にとっての最良な読書空間を創ること」が、もっとも大切だということ。

そして、「自分にとって最も良き情報をもたらしてくれる人=マイクロインフルエンサー」が、書籍の周辺情報のコンテキスト化をソーシャルメディアを使って構築してくれ、結果として、本×読者の新しい関係性が、広がっていく、ちょっと解りにくいまとめ方で恐縮ですが、そんなまとめだったと思います。

タブレット×プラットフォーム×セルフパブリッシング×コンテキスト化。

佐々木さんは、最後に、「私たちの読む本は、どう変わっているのか。それはぞくぞくするほど刺激的な未来です」とまとめている。この「ぞくぞく」をしっかりビジネス・マネタイズ・普遍化・一般媒体(=ソーシャル・コミュニケーションが可能な)化していけるものにできるか、が、凄く、大事なんだ、と思う。

さっそく、尊敬する先輩との超大型仕掛け案件(51)、を成就、させることから、まず、はじめたい。

電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)