自分が長い間研究して来た事。

 

それは

どうしたら最短で

目標に辿り着けるのか。

 

それはどうすれば可能なのか。

 

この一点でした。

 

実はこの事に関しては

先人達が教訓を残してくれていて

簡単に言えば

 

フリーハンドで渡さない。

 

これが結論です。

 

自由な研究をさせない事が

実は最も効果的な

進化をもたらす手段です。

 

広く浅く研究させるのではなく

狭く高く先ず研究させる。

そこから枝葉を広げさせて見る。

 

紙飛行機の創作で

簡単に説明します。

真っ新な折り紙。

折り紙は全てここからスタートします。

 

真っ新な折り紙を渡して

紙飛行機を創作して下さい、と言っても

先ず五里霧中で

大抵の人は

途方に暮れる所から始まります。

 

多くの人は

紙飛行機の条件に付いて

二つ折りにして翼を折り出す

これを理解しているだけ。

 

これに条件付けをします。

それが

片側の辺を、中心に合わせて折る。

 

これが条件付けです。

第一折りを指定してしまう。

 

実はこの指定する事自体が

進化を格段に早める手段です。

 

学習・研究のスピードを上げるには

 

条件・制約を与える。

 

これが最も効果的な手段。

 

折り紙の場合

一折りの制約を与える事によって

個々のアイデアが

実は無限に広がって行く。

 

最初の1を与える事によって

無限の展開を広げて行けます。

矛盾している様に思うかも知れませんが

これが受け継いだ知恵でした。

1,2折りを指定する別パターン

二つの角を中央に合わせてスタートさせた時

人はどういう創作の展開を見せてくれるでしょうか。

 

数人単位で創作を始めさせると

個々のアイデアが

それぞれでかなり異なる事に

気付く筈です。

 

最初の条件が一緒でも

目指すイメージが異なると

かなりの変化に気付く事になる。

 

勿論すぐに行き詰まる人も

いるでしょう。

 

でもそれが

創作者に与えられる

最初の試練でも有ります。

類想による行き詰まり。

 

世の中に似たような紙飛行機が

多いのも

それが原因です。

 

でもそこから外れる人が

必ず現れてくれます。

 

この手法が

その事に早く気付く為の

方法論でも有ります。

 

最初に種を蒔いてやれば

個々が勝手に進化を始めるんです。

或いはその変化を共有してくれる。

 

求める先に有る物は

作り手によって異なります。

 

カッコいい紙飛行機。

良く飛ぶ紙飛行機。

面白いカタチの紙飛行機。

カワイイ紙飛行機。

等々。

 

様々です。

 

これって実は

シリトリに似ていて

シリトリを

 

ゴリラ

 

からスタートさせると決めると

次の言葉は

 

ラッパ

ラジオ

ランチ

ランドセル

ラード

ラケット

ラッコ

等々

 

言葉の選び方と繋がりと展開は

実は無限の変化を始める。

 

ですから

先ず最初のらの付く言葉を考え

頭の中で無限に検索をし始めると

思いもよらなかった言葉を

思い出して来る様になる。

 

その結果として

らの付く言葉の

そこそこのスペシャリストに

だれもが成ってしまいます。

(シリトリの分野に限ってですが)

 

これが制約の意味です。

 

英語の場合は

一つのワードを決めて

文章を作らせてみる。

 

この場合は名詞を指定します。

(動詞では有りませんよ。

それは日本の教育の

根本的なマチガイ部分です)

 

Tennis

 

この言葉を使った簡単な英文は

どれだけの展開が可能でしょうか?

 

する、見る、聞く、話す、学ぶ、等々

 

その展開は山ほど有りますが

ある程度文章が出切った所で

イメージに無い

一見関係無さそうな言葉を繋げる事を

提案して見る。

例えば喜怒哀楽とか・・・

 

笑う

 

を組み合わさせてみると

どんな文章が

出来上がって行くでしょう?

 

例えば

 

彼のテニスが下手くそなので笑った。

 

とか。

広がって行きますよね。

 

その展開は無限に有り

その無限の展開を先ず

個々で出させて見て体験させ

それを一旦身に付けさせる。

 

結果その展開の全ては

名詞を変える事により

(例えばTennisをSeaに変えるとか・・・)

応用の形で

更なるイメージの展開が可能になります。

 

すると

名詞を使った短文を

無限に展開出来る様になる。

複合的に色々と思い付く事が

出来る様になります。

 

応用が勝手に身に付いて来る。

 

極限の進化を短期間で実行・習得する。

 

その為には

先ず一度

限界まで絞り出させなければ

なりません。

 

制約。

 

その制約こそが

実は最大限の進化と変化を

個々にもたらしてくれます。

 

短期間で、シンプルに。

 

ねっ、簡単だし面白いでしょ!

 

ゴムカタパルト対応型紙飛行機(対角)

純粋な折って完成させるタイプです。

同・側面

同・フック部分

鋏を使わない頑丈なフック。

でもフックが頑丈すぎるので

尾翼を摘んで引っ張ると

コックピット(胴体)が拉げてしまいます。

ゴムカタパルト対応型紙飛行機(平行)

実は、凸型紙飛行機のアレンジタイプに過ぎません。

同・側面

同・フック部分

フックは、前輪のアレンジです。

 

以上は全て

発見で生まれた

偶然の産物なんです。