全国都道府県対抗女子駅伝で

最も話題になった選手と言えば

中学生ランナーの

ドルーリー朱瑛里選手

です。

 

連日マスコミが

大騒ぎしていましたので

知っている人も多い筈。

ドルーリー朱瑛里

 

べた褒めの報道が続いていました。

 

でもその事に危惧を覚える人も

きっと多い筈。

 

何故なら彼女はまだ

中学生だからです。

 

彼女を見ていて

思い出したのが

 

久馬姉妹

 

覚えている人も

きっといるでしょう。

2009年の同大会で

京都の中学生枠で出場した

久馬悠・久馬萌の双子姉妹。

 

その走りは鮮烈で

当時かなりの話題にもなりました。

久馬萌

 

中二の前年にも

二人は中学生枠で出場。

 

その実力は

当時折紙付きでした。

 

歩んできた道は

ドルーリー朱瑛里ちゃんと同じでした。

 

その後の二人は

高校から筑波大学に進み

ダイハツに入社して陸上を続けるも

2021年に二人揃って陸上を引退。

久馬悠・萌姉妹

ダイハツのページより

 

その雄姿をトラックで見る事は

もう出来ないでいます。

 

高校3年の時には

二人揃ってスランプに陥ったとか。

 

きっと色んなコトが有ったのでしょう。

 

ドルーリー朱瑛里ちゃんは

色んな人達から

その走るフォームをべた褒めされています。

 

でもそれは

これ以上フォームの改良を加えても

記録は伸びない事を

意味しています。

 

これから先は

本人が大人の体へと

成長するにつれて

その変化が記録に結び付いて来るかどうか。

 

だからこそ

無理はさせたくありません。

 

千葉真子選手の話しを

聞いた事は有りますか?

 

初潮を迎えたのは中学2年生頃だったと思います。

その後、陸上競技を本格的に始めた高校時代から、

現役を引退する30歳までは、

確実に一度も生理がありませんでした。

 

ドルーリー朱瑛里ちゃんは

現在色んな記録を持っていますが

だからこれからも

無理させても大丈夫、何て事は

決して有りません。

 

マスコミの雑音は無用です。

先ずは健康な肉体を手に入れる事が

青少年の最優先事項。

 

その為には

周りの期待も実はジャマです。

むしろ期待して欲しく無い。

 

彼女はまだ子供なのですから。

 

子供らしく

伸び伸びと成長する姿を

我々外野は温かい目で見守っていく。

 

スポーツ関係者もマスコミも

決して

その一線を越えて欲しく無い。

無理させて欲しくない。

 

彼女を勝手な期待で潰さないで欲しい。

 

彼女の人生は始まったばかりで

まだまだ先は長いのですから。