年末に書く年賀状は

一年に一度の自分の生存報告。

 

そんな心算で手作りしています。

 

正月も三日目になりましたので

もう自分が送った年賀状は

きっと相手に届いている筈。

 

ですからその年賀状を

今年は一般公開です。

 

今年送った年賀状がコレ

2023年・遠藤アキオ作の年賀状

 

今までで二番目にシンプルな

年賀状です。

 

結構会心の出来。

 

ですから今年は

コメントを書き入れる事も止めました。

 

一筆を入れると

美しくなくなる。

文字が画面バランスを邪魔してしまう。

 

書かない方がベストと判断した。

 

ですから受け取った人は

これをこのまま見る訳です。

これが自分の目指す

アートなコンセプトの

年賀はがきです。

 

赤い丸シールをカットして

それを二枚貼り付けただけ。

丸シールの大きさも

悩んだ末のこの大きさです。

 

貼り付ける位置も

みんなほぼ同じ位置。

大体揃っていました。

 

一番ベストのバランスだと

感じた位置に

その都度貼ってますから。

ですから結果揃ってしまうんです。

 

何を意味するのか

一目で判った人もきっと多い筈。

 

正解は

ウサギの顔を正面から見たところ

です。

 

当初の考えでは

丸い赤シールを二枚

そのまま並べて貼る予定でしたが

何か説得力が無い。

リアル感が無い。

 

ウサギ感が感じられない。

 

そこで

丸いシールを半分にカットして

貼ってみると

怒ったガン飛ばしウサギになったので

徐々に切り落とす幅を

減らして行き

最終的にはこのカタチになりました。

 

ポイントになるのは

やはりこのカットです。

貼り付けた時のこの角度が重要。

 

これで鼻筋を感じさせる。

それで見る人には

ウサギの輪郭が思い浮かんで来る。

 

でもウサギの目だと

気付けなかった人には

永遠に謎の赤いシールが

二枚貼り付けられただけの

年賀状です(笑)。

 

トラ年の去年は

黄色い蛍光テープの端を

マジックで黒く塗って

注意喚起のトラテープを

イメージさせた年賀はがきでした。

 

そんな風に

インパクトの強い年賀状を

謎解きみたいに考えて

毎年作っています。

 

強烈な印象を与えたいので。

 

年賀状を貰った事を

忘れられないように。

 

それが自分の目指す

年賀状の在り方です。

 

でも今回のも

多分

インパクト的には

二番目位でしょうか。

 

永遠に超えられそうにない

年賀はがきのデザインが

大昔に一つ有りますので。