羽ばたき飛行機『フラッパー』

©遠藤アキオ 2020.07.19

Flapping Paper Plane『Flapper』

©Akio Endoh 2020.07.19

 

パタパタ飛行機

(羽ばたき飛行機)を

極限まで単純化して

設計する。

 

その為には

折り回数を減らして

その上で

効果的な段差を

上下に求める。

 

その結果が

この

『フラッパー』です。

 

折り方は超カンタン。

 

完成させたら

少しだけ

育てなければ成りません(笑)。

 

育てる事によって

徐々に羽ばたいて行く様を

楽しんで下さい。

 

使う紙・長方形の大きめの紙。

 (A4サイズが適当)

1、短辺を、中央に合わせます。

2、合わせたら、裏返し。

3、頭を、中心線に合わせて折ります。

4、折ったら、もう一度裏返し。

5、折り重ねた部分を、

  目いっぱい開いて潰し折り。

6、開き終わったら、もう一度裏返し。

7、矢印の中心線の部分で、

  もう一度頭を折り下げます。

8、折り下げたら、背中合わせに。

9、矢印の部分に注目。

  この部分で、翼を折ります。

10、両翼の高さを、合わせて翼を折って下さい。

11、形を整えて、完成。

 

完成させたら

先ず、飛ばしてみましょう。

 

綺麗に飛ばす事が出来たら

そこから羽ばたく様に

育てて行きます。

翼の付け根の、折り重ね部分。

ここに注目。

 

この紙飛行機を

パタパタさせるには

赤線で囲まれた

翼の付け根の

折り重ね部分を

折って戻して、を

先ず10回くらいやって

そこのコシを

弱めて行きます。

 

「羽ばたけ! 羽ばたけ!」って

言いながら

子供の前で

折って戻して、を

繰り返しても

きっと面白がってくれます。

 

終わったら

胴体を指で摘まんで

上下に振って見る。

 

スムーズに

翼が上下したでしょうか?

 

そうしたら

もう一度飛ばしてみて下さい。

 

少しだけ強めに

押し出すと

パタパタさせる

切っ掛けになります。

 

パタパタしなかったら

また10回くらい

折って戻して、を繰り返す。

 

翼がスムーズに

上下する様になると

飛ばすと

波打ち飛行が始まって

翼が上下し始めます。

 

それが育った証し!

 

上手く

翼の付け根の部分の

コシを

弱める事が出来れば

この紙飛行機は

ゆっくり飛ばしても

それなりに

翼を上下するように

なります。

 

ただ

ゆるゆるにし過ぎると

飛ばなくなりますので

蝶の様に

優雅に飛ぶように

なったあたりで

育てるのを

終える方が無難(笑)。

 

この紙飛行機は

必ず

パタパタします。

 

簡単で失敗しない

誰でも作れる

パタパタ飛行機です。