実験機『アカツキ』

©遠藤アキオ 2020.07.21

Test Type Paper Plane『AKA-TSUKI』

©Akio Endoh 2020.07.21

 

実験機『アカツキ』は

おそらく今後の

折り紙飛行機研究において

ベースとなる紙飛行機に

なるのではないか。

そんな風に

感じていますので

その折り方を

公開しておきます。

 

一番重要だったのは

折り重ねの段差を

横一直線にする事と

前側に

必要十二分の

錘の効果を

持たせる事。

 

それだけです。

 

伝承型の

『ひらひこうき』を

ベースに

理想に近い

全翼機の翼平面形と

折り重ねを

構築してみました。

 

『アカツキ』を

上手く飛ばせるかどうか、は

作り手の

設定次第ですので

どう完成させればよいかは

指定していません。

 

この機は実験機です。

 

目的の有る

研究に使う為の

紙飛行機です。

 

その点に留意してください。

 

使う紙(長方形・A版もしくはB版)

1、短辺と、向かい合う対角を合わせて

  折り目を付けます。

2、片側を、中心線に合わせて折ります。

3、中心線から、もう一度折り重ねます。

4、対角に合わせて折った線で、両角を折ります。

4-1.グレーのライン部分に、

    目印の折れ線が付いています。

5、はみ出た部分を、内側に折り込みます。

6、『アカツキ』の作り方は、以上です。

  ここから先、どう折るかは

  自由に設定して下さい。

 

ベースになっているのは

二分の一紙飛行機。

 

後退角、約35度。

 

全翼実験機として

理想的な翼平面形に

仕上がったと思います。

 

この機体はプロ仕様。

ポテンシャルは

自身で御確認下さい。

 

目的に有った

設定で

完成させて下さい。

滑空機『アカツキ』

この折り方で

滑空機として成立しています。

 

写真の折り方で

『アカツキ』は

高いパフォーマンスを

示してくれました。

 

『翼端板リフティング効果』は

この機によって

テストしています。

 

翼端板を高くすると

その飛行が

どう変化して行くのか

存分に御検証下さい。

 

紙飛行機は

実際の飛行が

全てです。

 

それを

どう判断するかは

個々で

見解が異なる事も

有ると思いますので

新たな別の視点でも

御指摘頂ければ

更なる検証も

可能なはずです。

 

御意見を、お聞かせください。

 

この機は

私の実験には

欠かせない

有用な紙飛行機ですし

これからも

ずっとそうです。