複葉機『カーニバル』

©遠藤アキオ 2020.03.06

Biplane『Carnival』©Akio Endoh 2020.03.06

 

長方形の紙で

作れる

『カーニバル』は

スクエア型がベースで

野暮ったさは有りますが

簡単に折れて

失敗の少ない複葉機です。

 

“沈め折り”と

同じ構造を持ち

単純ですが

錘のバランスにも優れ

普通の紙飛行機と

比べても

その飛行は

何の遜色も有りません。

 

折り込み広告とか

コピー用紙等を使って

簡単で良く飛ぶ

複葉機を

実感して下さい。

 

使う紙 長方形

1、長辺を中央に合わせます。

2、背中を合わせて、四つ折りにして行きます。

3、上に合わせて、四つ折りの完成。

4、上部を開いて、潰し折り。

5、下に重ねます。

6、反対側も同様に、潰し折りして戻します。

  相似形の完成。

7、赤線の位置で、開いて行きます。

  裏側も同様に開きます。

8、赤線の位置で、上部を折ります。

9、裏側も、同じ様に折ります。

10、上下翼の完成。背中を合わせます。

11、基本はスクエア型ですので

   上辺を胴の下部に合わせて、下翼を折ります。

   反対側の翼も、同様に折って下さい。

12、下翼の少し上の部分で、上翼を折ります。

   反対側の上翼も、同様に。

13、赤線の部分で、上翼の翼端板を折ります。

14、下翼の翼端板も、同様に折って下さい。

15、片翼の完成。

   必ず左右対称に折り進めて下さい。

16、形を整えて完成。

 

これが『カーニバル』です。

 

頭の部分の

折り重ねが厚いので

写真の折り図では

翼端板が水平になって

いませんが

翼が

平行に折れていますので

形を整えると

翼端板も

きちんと平行に

なっています。

 

構造上の問題が

少なく

複葉機の中では

簡単に折れ

安定感抜群で

誰でも楽しめます。

 

名前の由来は

この紙飛行機の

イメージが

“カニ”だったから(笑)。

 

語呂合わせで

『カーニバル』

 

ネーミングなんて

こんな物です。

 

深い意味は有りません。