正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命。
まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと。
上から昨日降りてきた。
『 流れ星の神様を描きましょう 』
流れ星?
浮かんだ。『 昴 』
通説では、降臨を拒み高天原に留まった神様。
2023.1月 流れ星。降ろしかけの本。
そういえば前作もそうだった。
この続きを変えることなくぽつぽつと降ろし始める。
宇宙との連携。
昴は宇宙に続く道。
遠く満天の星空に続く道。
行き先は高天原、いや、そうではない。
まだわからない。
物語は始まったばかりだから。
願うしかない籠の鳥になるか。
願うことより切り開く道を選ぶか。
それが白い麒麟。茶枳尼天(だきにてん)の本当の素姿(すがた)。
龍の魂。
恒星シリウスの力を借りて時空を超えていく。
流れ星の神様。
どうぞご容赦なく降りてきてください。
何卒宜しくお願いいたします。
本文
「そしてイベントの主の登場。天之忍穂耳命。
別名、正勝吾勝勝速日(まさかつあかつかちはやひ)
『 あめのおしほみみのみこと 』 という。
更に別名、昴(すばる)。遠く響く銀河の音思(おと)の
ように木魂(こだま)すら返らない遥か彼方の流れ星。
おおよそ人が及ばないその道を作った想像をはるかに
超えた耳の良い神様。そのひと吹きで黄金の稲が育つと
いう。さて、イルカ。恒星シリウス。
轍(わだち)が発生するそのメカニズムは海の底に眠る
光る鉱石のこと。アトランティスではオリハルコンと呼ばれ
一晩の内に海に沈んだとされる伝説は嘘とは言えまい。
海を支配しようとした人間の姿なのである」
感謝を込めて。