視える。突然視える。何の前触れか。

神に祈るエノク。

異端の書として、外伝となった記実。

エノク書

 

 
私に視えるのは、天に向って祈るエノク。
「 神よ。私は、これからどうしたらいいのでしょうか? 」
膝をついて、天を見上げ、問う姿。
それはまるで誰かのような。見たことのある人物。
 
 
 
神は答える。
「 もっと上がってきなさい。もっともっと上がってきなさい 」
そう伝える。
更に聴こえる。神の声。
「 あなたが苦しむのなら、その苦しみを受け入れなさい。
 されば、天は恩赦を与えるだろう 」
 
人を幸せにする。
それは、エゴを失くすこと。
見返りを求めないこと。
全ての恩恵は、神からもたらされる。
 
エノクは言う。
「 私は、あなたを偽ってきました。
 偽善を行い、幸せだと言いました。自分の心に嘘をついて。
 その罪を償うのなら、それは今です。たった今です。
 そう、私は神のようになりたかったのです。ひとりの人間として 」
 
神は答える。
「 それは違う。エノク。
 お前は、全うな人間だ。善人だ。
 されど、そんな自分を許せなかっただけ。
 ひとりの弱い人間として、神に助けを求めなさい。
 さすれば、神は、天に代わって施しをするだろう。
 神に尽くしたお前に。
 お前は善人だ。エノク。心配することはない 」
 
神の大きな計らい。
受け取ったエノクは、大天使メタトロンとなった。
セフィロト。ケテル(王冠)
黙示録。最後の剣。数字は、「 1 」
 
 
 
義人、エノク。
志は高い。
メタトロン。別名、天之御中主神。大日如来。弥勒菩薩。
 
666。
1 + 8 = 9
その姿は、イエスキリストかもしれない。
間違いなく。 … … … 。
 
これが真実。( 黙示録 )
 
感謝を込めて。