遠い未来、素敵な女性と結婚することになったとき。

「なんでオレなんか選んでくれたの?」

「今まで出会った男性にはなかった感性を持っていたから」

「どういうこと?」

「なんかそういうの知ってるのって素敵だなって思ったの」

「えぇ…なんやろ?わからへんなぁ」


「とても美味しい焼きそばがある町の喫茶店を薦めてくれたこと」


「え!そこ?」


すると彼女はこう言うでしょう。


「今までの男性はナポリタン止まりよ」


と。


ぼくは次の日、
今年で78歳になる喫茶店のママにとってもとってもかわいいエプロンをプレゼントしたんだ。

結婚式の招待状と一緒に。