前回のつづきから。
https://blogs.yahoo.co.jp/katsura_sanmi/64316277.html

すごかった。
まさに圧巻のパフォーマンスだった。

世界の第一線で活躍し続けるだけのことはある。

興奮覚めやらぬまま私はスウィフトの楽屋へ挨拶に伺うことになった。

一体何を話せばいいんだ?
とにかく、ベンジャミンがスウィフトに私のことを紹介してくれるとのことなので任せることにした。

楽屋に来て驚いた。
とんでもない行列。

こんなにも楽屋挨拶の列ができるなんてさすが世界のテイラー・スウィフト、桁が違う。

後ろの方から見ていると、どうやらみんな挨拶のハグをしている。男でも。アメリカでは普通なんだろう。

私もするべきなのか?
テイラー・スウィフトだぞ。
私も男。若干の興奮は否めないだろうと考えているといよいよ順番が。

楽屋に入ると確かにそこにはさっきまでステージで輝きを放っていたテイラー・スウィフト張本人が。

そしてハグをしようと思ったが、ただただびっくりするぐらい可愛くて、ただただびっくりするぐらい緊張して、なにもできなかった。

情けない。
だって思てる以上に可愛かったもん。

ほんでメイクさんが戸田恵子さんに似てて少し笑いそうになった。

その後、ベンジャミンが英語で私を紹介した。
そしてスウィフトが何かを尋ねてきた。

ベンジャミンによると、
いつ帰るの?明日の晩は空いてるのか?
とのことだ。

そしてベンジャミンが日程を伝えた。
明日の晩はもちろん空いている。

するとスウィフトが、明日の晩に自宅で少人数のパーティーをするからそこに来ないか?そこで落語を見せてくれ
と言ってると教えてくれた。

一瞬意味がわからなかったが、気付いた時にはベンジャミンがオッケーを出していた。

かくして、私は明日の晩、テイラー・スウィフトの前で落語をすることになった。

ネタはもちろん、饅頭こわい。

つづく