師匠の弟子として3年近く付かせていただいて、テレビ番組の現場に多く行かせていただきしました。

そこで子供の頃から見てた芸能人の方にお会いしました。

もちろんお会いできただけでも感動するのですが、もっと感動するのはドラマや映画でのイメージが強すぎてその作品の中の人物に会えたと思う時です。

例えば、シャーロット・ケイト・フォックスさんにお会いした時、
「シャーロット・ケイト・フォックスや!」とはならずに
「マッサンや!」
となりました。

桂吉弥師匠に初めてお会いした時
「吉弥さんや!」
と思うよりまず先に
「草原兄さんや!」
となりました。

島田一の介師匠にお会いした時は
「お邪魔しますや!」

こんなことが。
それと同時に作品を観てたら良かった~
と思うことも。
今は のん という名前ですが当時の能年玲奈さんにお会いした時。
「あまちゃん」が 始まって2ヶ月ぐらいした時で、あまちゃんブームがすごくて、ドラマ以外に初めて番組出られるぐらいの感じで師匠が司会のNHKに番組の出演されました。
私は観てなかったですし、子供の頃から能年さんを観てたわけでもないのであまりピンときてませんでした。

一緒にいた兄弟子の三度さんはあまちゃんを観てたため、そんな私の態度に怒ってました。
「アキちゃんに会えるねんで!なんでそんなテンション低いねん!」

そして実際お会いした時、なんてキラキラしてはるんやー!と感動して、次の日1話からあまちゃんを観はじめました。
もし最初から観てたら「アキちゃんやー!」ってなったのに。三度さんの気持ちがよくわかりました。

「男はつらいよ」を観てるのですが、この前15話を観終わりました。ファンの間でも名作として名高い15話。ヒロインはリリーこと浅丘ルリ子さん。めっちゃ良かった!

その浅丘ルリ子さんも何年か前に師匠の落語会にゲスト出演されました。年配の方からしたら浅丘ルリ子さんなんて大大大スターだそうですが、世代がちゃうのでその時もあまりピンときませんでした。

もしもっと先に男はつらいよを観てたら「リリーや!」ってなったのに。

そうならないように色んなものを観とかないと。でも今は師匠に付いてないのでそんなすごい現場に行くこともなくなっえました。

自分でなんとかしなければ。

いつか「古畑任三郎や!」って思えるように頑張ろう。