私、桂三実は高卒で地元の名古屋を出て大阪に来てこの世界に入りました
よって大学は行っておりません
つまりキャンパスライフをしておりません
新歓をしたことがありません。





サークルのみんなと合宿をして、本当最高の仲間!という感情を抱いたことがありません。





文化祭のドキドキワクワクを味わったことがありません。





憧れの先輩に話しかけられたことがありません。



大学で彼女ができたことがありません。



カラオケでみんなでBUMP OF CHICKENを歌ったことがありません。




大阪では梅田に住んでおりました。



同い年くらいの人達が友達と、恋人と仲良くしている中、師匠のカバンを持っていました。


クリスマス、恋人を待ってる人の横で師匠の帰りを待っていました。




キャンパスライフのバカヤローと思っていました。




そんな私がなんと大学生と一緒に共同作業をしたのです。
瓦を担当したのは僕と大学2年生の男女の合わせて3人




しかし問題が




何を話したらいいんだ?


どうやって話したらいいんだ?


20歳の人と話すのなんていつ以来だろうか。話題がわからない。


柳家三亀松師匠の話か?


ケーシー高峰さんの話か?


ここでさらに問題が。



男の子が別の作業で場を離れたのです。
20歳の女の子と2人きり




わかれへん




わかれへんわかれへん!




どうしたらええの?




緊張で持っている瓦がグラグラに。
すると女の子が




「音楽なに聴くんですか?」




奇跡がおきました。




まさか ちあきなおみ とは言えません。



八代亜紀 とは言えません




そこで僕はウソをついてしまいした。




「チャ、チャットモンチーとか…」




結果は「チャットいいよねーー!」


耐えた!




そこから女の子と2人で瓦を張りながら音楽の話に。僕は必死で食らいつきました。
「ゲスの極み乙女。ってゲス極めすぎだよね~」



「ん?9mm?そう言えば昨日家に9mmくらいのクモでたよ」



「三代目って春團治師匠と一緒やね」




楽しかった~




およそ90分で、三実の初めてのキャンパスライフは終わりました。




キャンパスライフっていいですね。

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最後は3人でキレイな洲本の夕陽の中での作業でした。
それではお別れに1曲お聴きください。



チャットモンチー



「恋の煙」

http://youtu.be/t998uzTZYnQ