私が最初に就職した
会社の上司に
『俺、とんでもないSなんだ』
と打ち明けられたのが
20年ぐらい前のことだった。
まだ若い私には
あまりその意味も理解できず
上司の悩みを
飲みに行っては聞かされた。
最大の悩みは、
そのプレイを同じレベルで楽しめる
パートナーが見つからないことだった。
もちろん私には
どのレベルかわからない(^^;;
その上司は、普段優しくて
会社のみんなからいじられていたため
むしろ、どMに見えていた。
悩み相談を聞き始めて半年後、
私に
『プレイのパートナーに
なってくれないか』
と頼んできた。
当時はあまりSMの情報もなく
私もさっぱりわからないため
『内容だけ具体的に話してみてください』
と言った。
すると、百聞は一見にしかず、
とビデオを渡された。
帰宅してビデオを見て
私はフリーズした(^^;;
まず、本気で男性が女性をビンタ。
何発もぶっ叩かれて
女性は口から血が出ていた。
その後、麻?荒縄?で
縛り上げ、
髪を鷲掴みにして
床を引きずりまわしていた。
そこでビデオを消した。
これ以上、見る勇気なし(^^;;
迷わず、上司には
パートナーをお断りした。
上司はがっかりしていたが、
その後、私が転職したため
連絡は途絶えた。
そして、昨年、
仕事関係でその上司と久しぶりに再会した。
そのまま飲んで帰ろうと言われ
2人でイタリアンレストランに行った。
上司は50代後半になっていたが
相変わらず
ステキな雰囲気のある男性だった。
『その後、プレイのパートナーは
見つかったんですか?』
と私から聞くと
『実は最近、SM専用の出会い系で
最高の女性と出会えたんだよ。
こんなに性癖が合う人は初めてで
今すごく充実している』
と、ぶっ叩くプレイや
ムチで血が出るほど叩くなどの内容を
嬉しそうに話し、
スマホの写真を見せてくれた。
そのパートナーの女性の年齢も仕事も
知らなくて、お互い、プレイを
楽しむだけの関係らしい。
写真にうつる女性は
髪がぐしゃぐしゃで
縄で縛られていた。
ん?
んん?
わ〜!
叫びそうになったが、
必死に我慢して
その後も
普通にしゃべって、
その上司とバイバイした。
その縛られていた女性、
私に
『女が営業職をするには
セクハラは付き物よ!』
と言ってきた、普段、どSの
今の私の女性上司だった。
翌日、会社で女性上司に会ったが
手首に包帯を巻いていた。
プレイの傷跡だ(^^;;
私はこの秘密を
一生1人で抱えることに
なってしまった(^^;;
