みなさん、こんにちは
目指せ♡
45歳からのクオリティ・オブ・ライフ
更年期 “ゆらぎ世代” の日々を
薬膳でさらに快適に♪
『小江戸薬膳 川越あわい屋』
女店主 鈴木ちえ です
「より使える薬膳を目指す」
新シリーズ三回目です~
今日は病気の原因である
三因(さんいん)の2つ目、
内因(ないいん)について
くわしくお話ししていきたいと思います。
七情(しちじょう)とは
人には
喜・怒・憂・思・悲・恐・驚の
7つの感情があり
この感情の変化を
「七情(しちじょう)」といいます。
感情を抱くのは自然なことで
通常であれば発病することはありません。
しかし
突然、強い刺激を受けたり
長期にわたって精神的なストレスが続くなど
自分がコントロールできる許容範囲を超えてしまうと
五臓にまで大きな影響を及ぼし、病気が発生するのです。
七情と臓腑の関連性
七情である各感情と臓腑には
それぞれ関連性があります。
✓どの感情がどこの臓腑を傷つけるのか。
✓その結果、どういう症状を引き起こすのか。
を見ていきたいと思います。
思い悩み過ぎると
消化器官である脾を
傷つけるとありますが
これは、例えば
仕事や人間関係で気をもむと
胃が痛む場合なんかを指します。
また、恋愛中に
好きな人のことを思い過ぎても
食事がのどを通らなかったりしますよね
これも、思い過ぎが
脾に影響していることの現れです。
こんな感じで
感情と五臓はつねに関係しあいながら
バランスをとって活動しているんですね。
そしてまた、逆もいえます。
怒ると肝の機能が低下しますが、
肝の機能が低下することで
怒りっぽくもなるんです
「原因」と「結果」は
つねに表裏一体なんですね。
適度な感情の変化は
自然で健康的な生理活動だけど
感情を押し殺し過ぎたり
とらわれ過ぎたりすると
内臓までも傷つけてしまいます。
心のケアも含めてこそ
わたしたちの健康バランスが
成り立つんですね。
ココロとカラダで一個の人間。
それを気づかせてくれる
中医学らしい考え方だなぁと
思っています
では次回
不内外因でお会いしましょう~