こんにちは

 

一般社団法人日本紙バンドクラフト協会

トリリアムメソッド®認定講師

 

はじめてさんの紙バンド教室「かみふる」

田中優子です。

 

  蔵出しの懐かしいクラフトバンド

 

先週末、片付けをしていたら、習いたての頃に使っていたクラフトバンドがでてきました。

 

まだ材料についての知識もなく、ネットから探して、とりあえず購入してみたものです(記憶が曖昧なため、メーカーの記載は控えます)。

 

このクラフトバンド、幅が太めなんです。

 

 

当時、先生が教室でいつも用意してくださっていたのは、 A 社のクラフトバンド。

 

そんなこととは知らず、私はレッスンの復習に、このクラフトバンドを使って作品を作ってみました。

 

すると、レッスンで作ったものより少し大きく仕上がってしまったんです。

 

「……どうして?」

 

作品によっては編みひもが足らなくなることもあり、

 

「え~、なんで足りないの~?」

最初は理由がわからず、

 

「測り間違えたかな?」

 

「どこかで編み間違えたのかも……」

 

と首をかしげるばかりでした。

 

ところがのちになって先生から「メーカーによって、材料の太さが違うんですよ」と教えていただいたのです。

 

 

実はクラフトバンドには、メーカー共通の規格がありません。

 

そのため、こよりの寄り方や厚みなどに違いがあり、バンドの幅も微妙に異なるのです。

 

  実際にはどのくらい違うの?

 

せっかく見つけたので、他社製品とどのくらい違うのか、比べてみました。

 

まず製品ごとの幅の違いです。

 

 

このように、メーカー間の差はほんの数ミリ程度です(寸法はわかりやすいよう小数点第一位までで表記しています)。

 

「それくらいならたいしたことないのでは?」

 

と思うかもしれません。

 

  作品になるとどのくらい差がでるの?

 

1本あたりの差は、わずかですが、作品になると仕上がりサイズに影響してきます。

 

まず底部分を見てみましょう。

 

例えば、本などのレシピで使用されている材料がA社のクラフトバンドだとします。

 

それを、C社のクラフトバンドで編んだ場合、同じ 目数でも、このように少し大きく仕上がります。

 

 

二つを重ねてみるとよくわかります。

 

 

C社で作った底が、右側にはみ出しているのが見えますね。

 

さらにかごにしてみると……

 

 

C社のクラフトバンドで作ったかごを中央に置くと、高さにも差が出ていることがよくわかります。

 

これが大きめのバッグになると、完成サイズの差はもっと大きくなります。

 

  なぜ編み紐が足らなくなるの?

 

底のサイズが大きくなると、その周囲をぐるっと1周編むための距離(外周)も、当然長くなります。

 
 

ところが、レシピ通りの長さで編みひもをカットしてしまうと、

 

「長さが足りない!」

 

という、残念な事態が起てしまうのです。

 

 

 

  気を付けたいポイント

 

レシピと同じメーカーの材料使うのが安心

 

本やのレシピを見ながら作るときは、使用されているメーカーと同じクラフトバンドを選ぶのが一番確実です。

 

これが、失敗を防ぐ近道だと思います。

 

 

違うメーカーのクラフトバンドを使いたいときは

 

どうしても別メーカーのクラフトバンドで作りたい場合は、事前に試し編みをして、確認するのがおススメです。

 

例えば、輪編みなら、まず1本だけ編んで、必要な長さを確認してみましょう。

 

確認してから残りの材料をカットすると安心です。

 

また平編みや追いかけ編みなどの場合は、足らなくなったところで必要な長さを継ぎ足して対応してくださいね。

 

 

  メーカーごとの特徴を知っておくと、安心です

 

今回、昔のクラフトバンドを見つけたことで、改めて「メーカーごとの特徴を知ることの大切さ」を実感しました。

 

 

「レシピ通りに作っているのに、なぜか上手くいかない」

 

そんな時は、ご自身の測り間違いや、編み方が問題ではなく、私のように、メーカーによるサイズの違いが原因かもしれません。

 

少し知っているだけで、作品作りはずっとスムーズになります。

 

教室ではこのような材料選びのコツもお伝えしています。

 

本日もお読みくださりありがとうございました。

 

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