こんにちは
一般社団法人日本紙バンドクラフト協会
トリリアムメソッド®認定講師
はじめてさんの紙バンド教室 かみふる
田中優子です。
ボンド、ボンドといいますが…
昨日のブログで「ボンド、ボンド」と何度も書いてしまいましたが…
実は、ちょっとした『お名前の秘密』があるんです。
私たちが当たり前のように呼んでいる『ボンド』。
実はこれ、特定のメーカー(コニシ株式会社さん)の商標登録された商品名なんですよ。
本来は『合成接着剤』というのが正解なんです。
日本ではあまりにも有名になりすぎて、『ボンド=合成接着剤』という代名詞のように定着していますね。
つい『ボンド取って!』って言っちゃいますよね。
「ボンド」の由来
大正・昭和の時代、電話帳の製本(糸を使わずに糊で留める方法)に使われたのが始まり。
「結合」を意味する「Bond」から名付けられたそうです。
それが今では、合成接着剤全般を指す言葉として定着したんですね、すごい。
ちなみに、もう一つの有名どころ、こちらもおなじみですね、「セメダイン」です。
「コニシ」と「セメダイン」
実は、日本で初めて合成接着剤を開発したのは、セメダイン社なんです。
まさに日本の接着剤のパイオニア。
その名前の由来も面白くて、当時主流だったイギリス製の「エメダイン」という接着剤を「攻めて(セメ)」打ち負かす、という強い意気込みから「セメダイン」と名付けられたのだとか。
それに対抗するように、コニシ社が「結合(Bond)」という名前で、強力な接着力を武器に「ボンド」を発売しました。
「日本初」のプライドを持つセメダインと、製本業界に革命を起こしたボンド。
私たちが何気なく使っている道具の裏には、そんな熱い開発者たちの歴史があったんですね。
「普通」と「速乾」の違いの仕組み
昨日の記事で「速乾」をおススメしましたが、普通のボンドと何が違うのかというと……。
これは「樹脂と水の割合」だけなんです。
速乾タイプは水分の量が少なく設計されています。
つまりは、水分が少ない分、乾燥が速い。
仕組みはとってもシンプルですが、その少しの差が、私たちの作品作りの「サクサク感」を生んでくれているんですね。
ちなみにセメダインさんの速乾は黄色ボトル、コニシさんの速乾は白ボトルです。
逆なのもまた、おもしろいです(笑)。
接着剤はどうしてくっつくのか
ボンドが固まる仕組みも、ちょっとご紹介しますね。
くっつけようとするものに液体を塗って貼り合わせたときに、液体が固まって個体になっていくことを「接着」って言います。
木や紙の表面にある目に見えない小さなデコボコに液体が入り込み、それが固まることで、まるで無数の「釘」を打ち込んだような状態になって固定されるんです。
こんなイメージ。
クラフトバンド作りは、この「無数の目に見えない釘」のおかげで、ボンドだけであんなに丈夫なカバンが出来上がるんですよ。
道具を知って、もっと楽しく
何気なく使っている道具も、その成り立ちや仕組みを知ると、なんだか面白いですよね
ちなみに、協会代表の村上先生も以前ブログで書かれていたのですが、「ボンド」だけじゃなく、絆創膏を『バンドエイド』と呼ぶのもそうですよね。
実は当たり前に使っている言葉が『商品名』だった、なんてことはよくありますよね。
身近なところだと、油性マーカーの『マジック』や、ツナ缶の『シーチキン』なんかもそう。
あまりに便利でみんなに愛された結果、その名前が『代名詞』になっちゃうなんて、ボンドもそれだけ私たちの生活に欠かせない存在だってことですね。
作品作りの話だけでなく…
今日は昨日の記事の補足をさせていただきました。
こうした「へぇ〜!」な小話も、ときどきブログの中で交えますね。
また面白いお話をご紹介できたらと思います。
本日もお読みくださりありがとうございました。








