先々週末は 霧島連山の 矢岳・竜王山に 登って来ました。
前回 登ったのは 新燃岳が 噴火する直前、雪深い時に 登って 子供のように はしゃぎました。
入山規制が 解かれたので、久々の 矢岳・竜王山です。
参考タイム:家(8:30)~登山口(10:00)~矢岳・竜王山間の尾根(11:30)~
竜王山(11:40)~矢岳(12:10~12:50)~登山口(13:30)
秋晴れの 良い天気。
登山口で、なんで こんなに 車が多いの?でしたが、
後から、解ったのですが、矢岳のミカエリソウが まだ 咲いていたからですね。
登りはじめると、すぐに 気持ちの良い 森の中となる。
空気が 美味しい。
胸いっぱいに 空気を 詰め込むと 体中の細胞が 生き返っていくような 感覚になる。
木漏れ日も 心地が良い。
と、左足を 動かすごとに 足元から、カッポン カッポンと いう音が 聞こえて来ます。
おや?と 思って 靴を見ると、靴底が はがれかけていますねぇ~。
テープで 補修して また 歩き始めます。
女性に 抜かれる。でも まあ良い。今日は 1人なんで、ゆっくり のんびり 登れば良い。
歩いていると、空から ポトリ、ポトリと どんぐりが 落ちてくる。
落ちたばかりの どんぐりは 産毛が 生えていて かわいい。
南側の 登山道から 登るつもりが 分岐を 見逃して 中央からの 登山道を 登ります。
秋の 空が気持ちが良い。これは 高千穂の峰も 良く眺められそうです。
一つ目の谷を 渡ります。火山灰が ザック ザク でした。
で、炭化木の谷から 続く谷を渡る時に 上流部を見ると 、点々と テープが ありました。
で、なんとなく、上流に 向かって 歩いて 行きました。
で、しばらく 歩くと 雨の時は 滝になるであろう場所に。もう 進めません。
地形図も コンパスも 出さずに 感覚だけで、グイグイ登って行きます。
頭上の 木々が開けて そろそろ 頂上かな?と 思うと 目の前を ツゲトゲの ツルが 遮って
少し下って 左手の谷に 降りて、となりの尾根に登り 頂上に向かうと また トゲトゲに 遮られ、
また少し下り 左手の谷に降りて 隣の尾根に登り 頂上に向かうと トゲトゲに・・・・、
今回の 自主的な道迷いで 解ったことは、頂上から いくつもの谷が 下っていて、
同じ等高線を 横移動する場合でも、 谷に下り 尾根を登り 谷に下り・・・・、
を 繰り返さねばならず、登山道を 登るのに比べ、体力の消耗が 激しいということです。
特に 谷は 足元が不安定で 慎重に 移動しなくては なりません。
谷に下って 目の前の 尾根に 登ろうにも がけに なっていて 登られないため、
谷を上流か下流に 移動せねば ならず そんな 場面でも 冷静な 行動が 求められます。
背中に 高千穂の峰を 背負うことで、進む方向は 間違っていないと 確認できます。
お?あれが 矢岳か?もしかして竜王山だったら、だいぶ 検討違いな所を 歩いている。
お!正規の 登山道に 出ました。
ススキが 美しい~。
6,7人の 中高年の パーティーが 食事中だったので、 サンドウィッチを 食べて 矢岳へ 向かいました。
左が 中岳、右が 新燃岳。 いつ 登れるように なるのだろうか?
ツクシコウモリソウ群生地。
とても かわいらしい 花。
矢岳頂上。福岡から来た60才ぐらいの方が 1人で 食事をされていました。
話しかけると とても 面白い方でした。
2度の リストラに合い、もう 雇ってくれるところがないので、
車中泊しながら、全国の 山登りや観光を しているとのこと。
「今日で150日目、その間に家に帰ったのは 3日ぐらいかな?」と おっしゃって いました。
北海道、京都、奈良、三重、日本アルプスに行って ここ最近は 南九州の山に
毎日登っていて、九州100名山も 残すところ あと 数山と おっしゃっていました。
さて、下山は 南側の 登山道から。 ジグザグの 急な登りも 下りは 楽チンです。
登山口で 福岡の方の 車の中を 見せてもらいました。
燃費を 考えて 1,500ccの ハイブリット車で、
セカンドシートを倒すと 完全に フルフラットになり、
しかも 座って食事をする時に 頭がつかえないのは、ホンダのスパイクしか なかったとのこと。
車内には 鉄製の ラックが置かれ、良く整理されていました。
定年後は あんなこと やってみたい~!