「顎関節症」「顎位異常症」「咬合不安定症」という得体のしれない不安が・・・ 

 


keepsmileは, 私です.

 

著者 新居弘章先生には、 貴重な体験のご本を出していただきありがとうございます.若い歯科医師に是非 読んでいただきたいです。

歯科医師が、マッサージや整体療法、運動生理学を勉強するのも良いことです。しかし、口腔生理学と臨床咬合学もしっかりと勉強しないと、歯科医師の整体屋もどきになってしまいます。

 「顎関節症」という病名は、 「関節雑音と開口時の痛み  開口障害」の3大症状が中心で、特に 痛みを伴う開口障害があれば いろいろ理学商法、薬物療法、スプリント治療などの保存療法が中心です。顎関節症という名前は、咀嚼筋や首の筋肉の筋肉痛には あまり良い病名ではない。不適切だ。実態を表していない。  筆者の記載のように、咬み合わせの不安定は、 関節症状よりも、  「年中 首が痛い」、「肩が張る」という症状の方が 多数いらっしゃいます。首が痛くなってきたから、噛み合わせが 関係しているかもしれないと 歯科医師に 診てもらおうという方は 現在 あまりいらっしゃらないことでしょう。大学病院の受付でも、総合診療科の医師も、今のところ  首が痛い時は、 整形外科に回され、また軽度だとマッサージや接骨院に行く方が多いのです。ヨガやストレッチで軽減するならばいいのですが。 歯科医師の間では、最近は、歯と歯を接触させる無意識のクセ(TCH)の認知行動療法も行うと効果が高いことも報告されています。その反面、歯と歯の緊密な接触状態は、あまり重要視されず、 審美歯科では インプラント治療、高額なセラミックやジルコニアを入れても、上下の緊密な 咬み合わせは、軽視されて、しっかりと 噛み合わなくなって 困っている患者さんも多数いらっしゃるみたいです。矯正歯科では、前歯の前突 出っ歯は 改善しても 奥歯の接触状態が安定せずに、こんなものかと 我慢している方が多いです。

「歯と歯を接触させる無意識のクセ(TCH)の認知行動療法」と 「噛み合わせの精密な検査」の両方が 必要です。

どちらも 今の健康保険制度には無く、ゼロ査定です。 内科での 血圧検査のように  

 簡便に 毎回 検査することを望みます。 

保険には 検査もなければ 治療もない。患者さんにも 歯科医師にも 不幸です。  トレーニングする器械がありません。

ムシ歯でなれけばいい、 歯周病で痛くなれけばいい。 見栄えが良ければ まい良い。 噛み合わせは 検査してもらったことも、指摘されたこともない。患者さんも 歯科医師も 不幸です。

天然歯の削合は、 元に戻りませんので、歯周病でグラグラしている時を除いて 慎重にして欲しいです。

 

 噛み合わせの検査は、 歯科医師が 目で見て、 歯列模型で診るくらいです。残念です。 

矯正歯科、審美歯科の歯科医師は、 保険にかかわらない治療なので、治療費も高額になるので、患者さんのため 謙虚に、高慢にならず、是非 勉強して頂きたいです。 冠クラウンを被せて、、 尖った咬頭・キネの部分が うす臼である中央のくぼみに、しっかり接触し、1ヶ月、3ヶ月しても しっかりと噛んで接触していることが 大切です。  噛み合わせの異常は、 首が痛い、後頭部が不快で痛い事が多いのです。 以前は 反省の連続でした。今でも 悩みます。 高齢者歯科医師からの 若い方歯科医師への お願いです。子どもが 孫が安心して診察していただける歯科医師を。

 

2016年6月27日に日本でレビュー済み

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