生き切る 

そして 自然を 受け入れる
誰にも 大きな期待しない 
ひとを恨まない 
なるようになる
 そして これで良いのですね
 
ブェプロ・インディアンの生き方の紹介
 

 

 『今日は死ぬのにもってこいの日だ』 ナンシー・ウッド著 フランク・ハウエル画 金関寿夫訳 (発行めるくまーる1995/9/20)




金関寿夫訳 

原詩 
今日は死ぬのにもってこいの日だ。 Today is a very good day to die.
生きているものすべてが、私と呼吸を合わせている。 Every Living thing is in harmony with me.
すべての声が、わたしの中で合唱している。 Every voice sings a chorus within me.
すべての美が、わたしの目の中で休もうとしてやって来た。  All beauty has come to rest in my eyes.
あらゆる悪い考えは、わたしから立ち去っていった。 All bad thoughts have departed from me.  
今日は死ぬのにもってこいの日だ。 Today is a very good day to die.
わたしの土地は、わたしを静かに取り巻いている。 My land is peaceful around me.
わたしの畑は、もう耕されることはない。 My fields have been turned for the last time.
わたしの家は、笑い声に満ちている。 My house is filled with laughter.
子どもたちは、うちに帰ってきた。 My children have come home.
そう、今日は死ぬのにもってこいの日だ。 Yes, today is a very good day to die.

 

 

金関寿夫訳               原詩                 
たとえそれが、一握りの土くれであっても  Hold on to what is good  
良いものは、しっかりつかんで離してはいけない。  even if it is  
                         a handful of earth.
たとえそれが、野原の一本の木であっても  Hold on to what you believe  
信じるものは、しっかりつかんで離してはいけない。  even if it is
                         a tree which stands by itself.  
たとえそれが、地平の果てにあっても  Hold on to what you must do
君がなすべきことは、しっかりつかんで離してはいけない。  even if it is  
                         a long way from here.  
たとえ手放すほうがやさしいときでも  Hold on to life even when  
人生は、しっかりつかんで離してはいけない。  it is easier letting go.  
たとえわたしが、君から去っていったあとでも  Hold on to my hand even when
わたしの手をしっかりつかんで離してはいけない。  l have gone away from you.