含胸抜背(がんきょうばっぱい) 


 含胸とは、胸を緩め、内側にやや窪ませるようにすることです。

そうすると肩甲骨の間が自然に広がります。

腰のそりも無くなり、ちょうど背中に一本定規をさしたようにまっすぐになること、それが抜背です。

その要求を満たすためには次の「沈肩墜肘」と「収腹提肛」というふたつの要求が

必要になります。両手の指を胸につけて両肩甲骨が広がるようにします。腹部をへこませて腰が壁にぴったりつくようにして、背骨をしっかり上下に伸ばします。