顎が7°歪んでいると、年と共に鼻の不調や顎関節・噛み合わせの異常に悩まされる場合が多いようです。
7°は回旋歪みがある人の最小値で、限界値は10°と言えましょう。10°の回旋歪みがある人は生まれた時から、視覚や聴覚などに障害を持ってしまうケースがあるようです。
後頭部の回旋歪みとしては20°が一番多いケースです。この回旋歪みは首から下にも悪影響を与えます。年と共に肩こりや内科疾患などの全身症状を起こす原因になっていると思います。
しかし20°を越えて23°前後の歪みを持った方は、歩行することすら困難で、様々な難病の類の全身症状に悩まされ入院生活を強いられる場合が多いようです。下部の頚椎のネジれが強くなると、左右いずれかの腕に行く脊髄神経の神経根が椎間孔で挟まれ、手先にしびれや冷えや肌荒れ、爪や関節に異常を起こしてくることがあります。後期パターンに至ると腕や肘にまで異常を呈するようになってきます
頭蓋骨を構成する多くの板状の骨の繋ぎ目からは、三叉神経・顔面神経・迷走神経・舌因神経などの重要な脳神経が出入りしています。頭の歪みの影響で脳神経を貫通させる繋ぎ目(縫合)が固着してしまうと、目の病・耳鳴り・難聴・鼻炎・味覚障害などの異常や顔の肌荒れ・シワ・クマなどの皮膚の異常、発展すると顔面神経マヒや三叉神経異常を起こしたりする可能性があります。
頭の歪みは頚椎に強い歪みを作ります。第1頚椎の直前を左右に下行する迷走神経などの自律神経の走行を第1頚椎の前方変位側が圧迫し続けるので迷走神経に障害を与えることもあり、その結果胃や腸などの内臓などに機能低下症状を誘発することもあると思われます。
また頭の歪みは慢性的な頭痛の原因になったり、多くの場合顎関節症を発症させます。
頭蓋骨を構成する骨は硬いのですが、繋ぎ目(縫合)は柔らかく伸縮性があります。そして頭蓋骨は1分間に数回のリズムで膨大・縮小を繰り返す(第1次)呼吸運動をしているのです。
頭蓋骨の構成と回旋歪み
頭蓋骨は前頭骨・頭頂骨・後頭骨・側頭骨・蝶形骨などの骨から成り、それらの繋ぎ目は縫合(Suture)と呼ばれ、本来互いに柔軟に接し合っています。重要なのは脳底部です。
脳底を見ると後頭部と顔面部の歪みについて説明しています。
先ず後頭部ですが、脊骨の一番上の骨(第1頚椎;環椎、アトラス 濃い緑色)は後頭骨(薄緑色)を乗せます。第1頚椎と後頭骨の関節は八の字(黒色)の形をしています。
関節が八の字の形をしているということは第1頚椎は後頭骨に対して回旋できない構造になっているのです。つまり第1頚椎が向く方向は、常に後頭骨が向く方向と一致していることになるのです。
後頭骨が向く方向を後頭軸(緑色線)とすれば、後頭軸は後頭骨の後方の突起(外後頭隆起E.O.P, External Occipital Process)と第1頚椎の中心を結ぶ線と言えます。
本来この後頭軸(緑色線)は頭(頭の基軸である赤色の蝶形骨)が向く正中軸(赤色線)とほぼ一致していなくてはいけないのです。
しかし後頭軸(緑色線)と正中軸(赤色線)とが20°程度大きく軸ズレしている回旋歪みを持っている人が最近激増してきたのです。
大きな回旋歪みがあるということは、顔を正面を向けて生活している時、常に首の付け根は左右のいずれか20°の方向を向き続けている状態が起きていることを意味しているのです。
次に顔面部では、顎や顔面が向く方向の顔面軸(青色線)が正中軸(赤色線)に対して7°軸ズレする回旋歪みを起こしているのです。
この歪みは、左右のこめかみを貫通する赤色の蝶形骨に対して黄色の左右の側頭骨が右に回旋歪みを起こしていることから起こります。側頭骨に構成される下の顎の顎関節(黒丸)の左が後方に右が前方に回旋してしまう影響で、上の左右のピンク色の頬骨(上顎骨)も左上に回旋させられて生じたものであり、その結果顔の左側が詰まった感じになり左目が細くなる相になってしまったのです。


