炭酸を題材にした日記が流行ってますので久しぶりに実験をしました
http://ameblo.jp/hairspace-fay/
まず毛束 人毛100%の白髪
香草カラーは天然成分・天然由来成分(植物等)を中心に必要最小限の化学成分で構成された髪や頭皮に優しいヘアカラーです
目的
水溶きで染める香草カラーを炭酸水がどうに影響を及ぼすかを実験しました。
炭酸泉で毛束の染まり方が変化するか、 濃度も含めての実験です
理論では炭酸水は酸性で、キューティクルを整えて閉めてしまうのでカラー剤は入りにくくなる可能性もある!
香草カラーを炭酸水で溶くと、イオン解離が起きて、発色が悪くなるという説もあるそうですので実際の現場ではどうなのでしょうか?
共通(条件)
人毛白髪100% (ヤク毛より正確に結果が出ると思い奮発しました )
香草カラー B7 使用 20分放置
通常水 PH7.2
炭酸水 PH4.8
高濃度炭酸水 PH4.3
室温 22度 にて実験
炭酸水が 前処理、カラー アフターで使用した場合の変化
実験内容
カラー剤は水溶き 4倍の水又は炭酸水
1・普通にそのまま染める普通に流す
2・通常水で濡らし炭酸水で流す
3・炭酸水で濡らして炭酸水で流す
4・高濃度炭酸水で濡らして炭酸水で流す
5・高濃度炭酸水で濡らして高濃度炭酸水で流す
カラー剤を溶くのを炭酸水で
6・炭酸水で濡らして炭酸水で水溶きし、炭酸水で流す
炭酸水 は当店のシャンプー台からでる炭酸泉システム にて PH4.8 使用
高濃度炭酸水は、T2SYS高濃度炭酸水システムにてペットボトルで作る高濃度炭酸水使用
高濃度炭酸に毛束を入れるとこんな具合にじゅわー ってすごいです
放置中(-。-)y-~~~~
20分放置してから実験内容の通りに流し結果
1・普通にそのまま染める普通に流す 通常の染まり具合 左
2・通常水で濡らして 乾かし 炭酸水で流す 通常よりも濃く染まってます 右
3・炭酸水で濡らして 乾かし炭酸水で流す 濃く染まってますがB7らしい赤みも出てます 左
4・高濃度炭酸水で濡らして 炭酸水で流す 赤みが消えてよりグレーに見えます右
5・高濃度炭酸水で濡らして高濃度炭酸水で流す 赤みが消えて グレー身が強く出ます 左
カラー剤を溶くのを炭酸水で
6・炭酸水で濡らして炭酸水で水溶きし、炭酸水で流す 一番グレーみが強くなっています濃く染まってます。 右
結果
少し写真では見づらいですが、炭酸水によってカラー剤が入り易くなると言うことがはっきりと解りました。
プレシャン、、アフターもですが、香草カラーを水の変わりに炭酸水で溶いてあげると、濃く染まりました。
高濃度炭酸水で濡らしてカラー剤を炭酸水で溶き、高濃度炭酸水で流す
これが一番色が濃く入ったのですが、 B7 のブラウンみが消えるような気がします
発色の状態が赤よりもグレーに傾いたのでしょうか?
ご注意ください!!
カラー剤での高濃度炭酸水の使用は頭皮の影響を考えると少し浸みてしまったりする経験があります
特にプレシャンで高濃度炭酸水を使うことで、頭皮の脂分を取りすぎてしまいカラー剤の影響が出やすくなってしまいますのでご注意御願いします
この後の実験としましては、
※1 水・炭酸水・高濃度炭酸水で 通常のアルカリカラーでも変化があるか
※2 水・炭酸水・高濃度炭酸水で 一ヶ月分洗ったらカラー落ちがしやすいのか?
続編をお楽しみにしてください