大変だった区役所の対応 | 認知症の二人を見送って

認知症の二人を見送って

認知症の父母が亡くなり、いろいろなことがありました。順序だてではありませんが、どんなことがあったか、認知症というものがどんなものかということを知っていただければと書いていきます。

その時、父は、80代。

だから、車に乗って一緒に区役所に行っても大変だったので、その時は連れて行かなかったんです。

でもね。用事は、父の件で。

今では、もう、何の用事だったのか、忘れてしまいましたが。

その時の対応がまた、大変だったんです。

ちょっと頭にくるような対応だったんです。

母は、念のため連れて行ったのですが、それでも父を連れてこなければだめだということで。

困ってしまいました。

父が、自宅にいるのならば連れてきてほしいと。本人確認ができないのでということでしたが。

それで、区役所から家に戻り、父を連れてくると「わかりましたと。」

そうして、父が名前を書いたりしなければならないのかと思いましたが、その担当の方。

父の顔を見たら、娘さんが書類を書いてもかまいませんと。

なんのために父を連れてきたのか?

自宅から、母を乗せて区役所へ。区役所から家に戻って父を連れにいって、そして、また、父を連れて区役所に戻って。

父の顔を見せるだけのために連れて行ったこと。

もし、父が入院でもしていたら、そんなこともできない。

この対応にはびっくりしました。その後は、父を連れていけるときは、連れて行くようにしたのですが。

お役所仕事というのか、本当に理不尽な対応でした。