皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

暦はいよいよ10月に入りました。10月は20年以上に渡り発売を待ち望んでいたキハ56・27のモデルチェンジ車(パノラミックウィンドウ車)である200番台が発売となります。今からワクワクしています。

 

さて、今回の製品では当然パノラミックウィンドウになったキハ56・27にスポットが当てられキロ26なんて殆ど見向きもされなさそうですが、色々気になる点があります。

 

↑先月9月1日に情報更新された際、キハ56系200番台車のパンフレットが公開されていました。

 

以前よりご紹介していますが、キロ26は登場初期に特急「北斗」の代走を行った際、特急型グリーン車に設けられていた青函連絡船アンテナを取り付けています。代走は約半年で終わったものの、その後十数年に渡りアンテナはそのままで活躍していました。

 

↑今回発売のキロ26では、ちゃんとこのアンテナが付属するとの事です。

 

しかし、実際はアンテナだけではなく屋根上にケーブルも設置されていた筈なのですが、そこまでは再現されていません。

 

そこで、他の同アンテナを取り付けていた車を参考に、アンテナケーブルがどのように設置されていたかを検証してみたいと思いました。

 

↑キロ182です。クーラーを挟んで前後に2つのアンテナがあり、双方ともクーラーのランボード部に隠れてしまいます。この配線がどこに向かっているのかはこの模型では分かりませんでした。おそらく乗務員室に向かっている筈なのですがちょっと位置が変ですね。ランボード内で折り返して乗務員室屋根まで行っているのか、クーラー横辺りで屋根を貫通し室内に入った後に屋根裏を配線しているのかは良く分かりません。

 

↑同じくキロ80にも同アンテナがありますが、ウチにあるキハ80系は「くろしお」用や「にちりん・おおよど」用、「いなほ・つばさ」用ばかりで北海道仕様がありませんでした。

 

Tomixさんホームページの上記写真を見ても良く分からないので、キロ80の屋根上を見たいがために北海道仕様のキハ82系を探すことにしました。

 

そして…

 

↑無事に○○オクで発見し購入しました。

 

↑北海道仕様のキハ82系セットです。キハ80系も地味に増えてきました。

 

↑製品は本来4両セットなのですが、○○オクでは付属セットを含んだ7両での出品でした。ちょうど特急編成が1つ出来上がるので良かったです。本当はキロの屋根上を見たいだけでしたが…。

 

↑早速キロ80の屋根上を見てみました。北海道仕様という事で、既に青函連絡船アンテナの穴があけられています。また配線もモールドされていますね。さすがとしか言いようがありません。

 

↑付属パーツはごっちゃりと入っています。無線アンテナは右上のパーツ袋に入っているようです。

 

↑これがアンテナですね。

 

↑早速取り付けてみました。こういう細かいところまでちゃんと再現されているのが凄いですね。なお、アンテナからの配線は、2本とも乗務員室の屋根上に向かっているようです。

 

↑キロ182とキロ80を並べてみました。うーむ、これだけ見てもキロ26の配線形状を推測するのは難しいですね…。

 

キロ26 200は1981年までほぼ函館専属で使用され、あまり写真に登場することがありません。また写真が見つかっても屋根上が写っているものは無く、この配線の形状が分かるものが見つかっていません…。難しいですね。Tomixさんも同アンテナ配線を調べられなかったのかもしれませんね。

 

さて、キロ80のアンテナを見てみたいという動機で購入した北海道仕様のキハ80系ですが…

 

↑こうやって見るとカッコいいですね。このままにしておくとずっと放置してしまいそうですので、この機会に整備まで行うこととします。

 

↑発売時期の関係でしょうか、キハ82ではTomix製はジャンパケーブル別パーツに対しKATO製は栓納めのみ、キハ58系ではTomix製はジャンパ栓納めのみ、KATO製はジャンパケーブル付きでした。今月発売のキハ56系からTomix製もジャンパケーブルが別パーツになりますね。

 

↑Tomix製のキハ80系はTN標準装備で車端部表現も秀逸ですが、端部パーツは部品成型の関係でグレーになっています。しかし、実車ではエアタンクとドアステップは黒色表現です。

 

↑反対側です。ドア下の機器箱(蓄電池箱)はグレーで良いのですが、ドアステップは黒です。

 

↑これはキハ82に限らず各形式同じです。結構目立つので整備がてら修正(塗装)することにします。

 

↑中古なので発売時期が不明ですが、10年前~数年前のTNは粉を吹いたように白っぽくなっています。当初こういう成形色なんだと思っていたのですが…

 

↑ブラシで清掃するとちゃんと黒くなります。

 

↑これらパーツの、ドアステップとエアタンクを黒く塗って行くことにします。

 

↑蓄電池箱はグレーのままでドアステップのみ黒くします。

 

↑塗装するのは両先頭部を除く7両分12個です。結構ありますね…。ちなみに例の白っぽくなっているのをブラシで落とすだけでも面倒でした…。

 

↑ついでに付属のジャンパパーツもケーブル部を黒く塗る事にします。

 

塗装は全て筆塗りで施工しました。塗料が乾くまでの間に他の付属品を取り付けておきます。

 

↑屋根上のラジオアンテナ、信号炎管、煙突などを取り付けました。この他写真は撮っていませんが台車の排障器なども付けておきます。

 

↑そうこうしているうちに塗装が乾きました。乾くと塗り残しが若干見受けられましたので黒ペンでタッチアップしておきました。

 

↑このようにドアステップのみ塗装しました。

 

↑反対側はエアタンクとドアステップ両方を塗装です。

 

↑さて、お手入れ完了です。

 

↑いやー、カッコいいですね! これがNゲージのレベルで出来上がっているのだから凄いです。

 

↑気になっていた車端部床下も締まりました。

 

↑接触器箱のみはクレーになっているのがポイントです。

 

↑キロ80も車端部が締まりました。さて、屋根上では乗員室に配線が引き込まれていますが、やはりキロ26も同じパターンなのかな?

 

↑キロ80を参考にすると上記の赤線のようになる!? しかし確証がありませんね(泣) 苗穂の跨線橋の上からアルコンとかを撮った方いないのでしょうかね?? 

 

 

ということでキロ26のアンテナ配線考察のついでにキハ80系の整備もおこなってしましました。何はともあれ今月のキハ56系200番台は楽しみですね!

 

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!