皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。
先日は6月の新製品ということでKATO製キハ25をご紹介いたしました。この中で前ロットの1000番台と比較し、併結を楽しもうと思ったのですが、実は先頭部のKATOカプラー密連型のタイプが異なり、併結できませんでした。
そのため先週末会社の帰りにお馴染みの模型屋さんに足を運びお買い物をしていました。
では今日はKATO製キハ25の小加工をご紹介いたします。
↑先月末に発売されたばかりのキハ25 1500番台と、これに合わせて中古品を購入していた1000番台です。しかし前回記事のとおり1500番台と1000番台は先頭部のカプラーが異なるため併結できません。
↑古い仕様の1000番台(右)は密連がフック付き仕様、左の新製品1500番台は「密連#2」というものでフック無しです。このままでは併結できません…。
そこで、前回お買い物の時にこの「密連#2」を購入していました。
↑KATOカプラー密連形#2です。品番は28-250-1のようです。
↑裏の対応車種を見ると、キハ25 1000番台がちゃんと入っていますね。
ということで、早速1000番台に新型のKATOカプラー密連形を取り付けてみましょう。
↑これが中身です。カプラーポケットから全体を交換するのではなく、カプラー部のみを交換するようです。
↑右の2両が1000番台で、古いフック付きの密連になっています。
↑裏を見るとカプラーには「連結・固定」位置を切り替える黒いパーツが付いています。これを外します。
↑この通り。
↑左が古いフック付き、右が新しい密連形#2です。これを入れ替えるのみです。
↑カプラーを新しいものに入れ替えて、先の「連結・固定」切り替え部の黒いパーツを戻します。
↑このとおり。右の2両の1000番台も新しいカプラーになりました。また左の1500番台にも密連下の電連を取り付けました。ちなみにカプラー説明書には簡単に「密連の下に電連パーツを取り付けます」とありますが、実際はこの電連パーツ非常に小さく、密連に引っ掛けるように取り付けるのには非常に苦労します。
↑これで無事に1000番台・1500番台併結の4連を組めるようになりました。
↑カプラーを連結状態にすると結構前に出るので、連結間隔は広めになります…。しかも裏の爪を「連結」状態にして車両を突き当てて連結されると、連結が硬いので連結器が引っ込んでしまい、連結器自体が「固定」状態になってしまうことがあります…。非常に扱いが面倒ですね…。
何はともあれ、私の地元の気動車が無事整備完了です。
しかし、このキハ25自体は私が地元を離れてから投入された車であり、あまり馴染みがありません。JR東海の気動車というとやはり外せないのはキハ75ですね。これは昔から快速「みえ」でかなりお世話になっていますから。
ということで、キハ25に釣られてついついキハ75に手を出してしまいました…。
↑ということで、先日IMONさんに足を運んだというのに、またIMONさんから通販で購入してしまいました…。
↑キハ75以外にも何か見えますが、これはまたの機会にご紹介しようと思います。
↑実は今月1日に発売されたばかりのキハ75快速みえ4両セットです。先日7月1日にIMONさんへ足を運んだ際はまだ入荷していなかったこともあって、通販での購入となりました。しかし既に品薄のようです。人気なんですね。
↑そうそう、JR東海の近郊型気動車というとやはりキハ75ですね!
↑私は登場時からの方が馴染みが深いので、1次車にしました。というか2次車は既に品切れでした…。
↑4両セットですが、中間に入る2両はカプラーがありませんねぇ…。まさか!?
↑まさかの通り、ドローバーで繋ぐ仕様のようです。
いやー、固定編成ならまだしも、組成に自由度の高い気動車でドローバーはちょっと…。
ということで早速整備します。
↑なかなか実車の特徴を掴んだ製品だと思います。
↑ドローバーではない方の先頭車はダミーカプラーです。
↑妻側はアーノルドカプラーです。幌の表現もありません。
↑下回りです。
↑床下は…、随分とシンプルな構造ですね。これGMの昔の板キットと大して変わりません。
↑台車はなんとKATO製にそっくりなスナップオン式台車なのですね。
ではまず妻側のカプラーをTN化します。
↑ちょっと箱が潰れましたがこの0337 汎用密連グレーを使います。
↑床下を外しました。ちゃんとTN用の爪はあるようです。
↑台車を外します。スナップオン式なのでドライバーは不要です。
↑TNを用意します。汎用の新しいSP仕様の0337です。台車はカプラーポケット部を切断しておきます。
↑あとはポン付けして完了です。
↑次は先頭部です。これはダミーカプラー取付車を使いましたが中間のドローバー取付車も基本的には同じ作業です。
↑同じくTN用の爪はありそうな構造です。
↑スカート自体がボディーマウントTNの台座部と一体になった構造です。これはスカートと台座が分離できないのでどうしましょうかね?
そういえば、この構造って15年くらい前に一度鉄道模型を辞める前にも見たような… 確か古いタイプのTNなら使えるような気がしました!
そして、運よくウチには古いTNの在庫がありました。
↑なんと、今回は失念していたのですがちゃんと古い密連TNである「JC25」のストックがウチにありました。ということでこれを使います。
↑古い線バネ仕様のTNであるJC25です。これを台座部分とカプラー部を分離し、先のキハ75のスカート部に取り付ければ大丈夫だと思います。
↑JC25を台座とカプラー部とを分離します。
↑キハ75のスカート部は、ダミーカプラーを撤去します。接着剤でくっ付いているので、これをカッターで切るような感じで切除します。また、ドローバー用の方は、TN取り付け用の穴を利用して固定されていますので、穴を潰さないように外します。
↑キハ75のスカート部にTNを嵌めればこのとおりOKです。
↑最初からこのJC25が取り付けられるような仕様になっています。この線バネのTNはいつ生産中止になっても不思議でないので、そろそろ新しい仕様にしてほしいのですが…。
↑あとは床板に戻して完了です。あと、ついでに密連下には電連が2つ付いていましたので、1つは切除しました。切除は、TNを車体に組み込む前にやった方が作業しやすいと思います。
↑これで無事に4両ともTN化が完了しました。やっと組成自在になりましたね。
↑ドローバーではなく実感的な密連形TNで2連・4連を楽しむことが出来ます。
さて、これで無事に整備が完了したキハ75ですが… この車両定価で4両26,400円もし、Tomix製のHG製品など軽く凌駕する価格です。あのHG仕様で7連のキハ81系「つばさ」に匹敵する価格です。その割に…
↑こんな高価なのに中間車はドローバー連結だなんて…、しかも中間車にはライトユニットすら入っていません。
↑床下機器は以前よりはよくなりましたが、実車に即した実感的な表現とは程遠いです。
↑キハ150とかキハ54でも感じましたが、台車から床下機器までが遠すぎるんですよね。こんなにスカスカな訳がありません。台車に干渉するわけでも無いですし、どうしてこうなっちゃうのでしょうか?
↑後位側も同じです。どれだけ長い推進軸??と思ってしまいます。
参考に、床下機器配置が殆ど同じキハ85系と比べて見ると…
↑床下機器から台車までの間隔はこのくらいのイメージですよね。ちなっみに台車は、キハ85系はブレーキシリンダーが台車枠に付いたC-DT57、キハ75系はブレーキシリンダーの無いC-DT60と異なるようです。
見ているとキハ75とキハ85では全然下回りの重厚感が異なりますね…。KATO製のキハ85系は最新のロットで4両基本セットが15180円、5両増結セットが14630円、9両で5両もの先頭車が入りますが中間に入る貫通型先頭車は全てライトにON-OFF機能が付いています。また先日発売されたキハ25は2両で9,240円なのですがね…。
GMからは私鉄を中心に他社では製品化されない車両を多く製品化しており、また再販頻度も高く、バリエーション品も豊富です。しかし正直車体や床下の構造は華奢で、その割に高価なため色々と思うところはありますが、車体関係の出来栄えは実車の特徴を掴んでおり、中小メーカーさんが頑張っているのを見ると、これは仕方が無いのかなと思います。
↑昔は普通列車は急行色のキハ58系、快速「みえ」は専用のキハ58系でしたが、今ではキハ40系や鋼製のキハ11もおらず、この2系列が主流となりました。そんな車両達を模型で楽しめるとは非常に良い時代になりましたね。
ということで、今回は東海地区の近郊型気動車をご紹介しました。JR東海ではハイブリッド式や電気式といった次世代の非電化路線用近郊車両についての声が聞こえてきませんが、これら気動車もいずれどうなるのでしょうね。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!