みなさんこんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

急行「だいせん」の整備が完了しました。これまでに「赤倉」「ちくま/ゆのくに・越後」「ときわ・奥久慈」を加工し、「いいで・ざおう」の整備を行いました。これで5本目ですが段々飽きてきました…。私は実は非常に飽きっぽいのでとてもマズいです。昔から、模型に熱中しては飽き、写真撮りに熱中しては飽き、次はイラストを描き始めてはまた飽き、また模型を弄り始めるという循環型の趣味生活でした。昨今はタネ車が続々集まっていてパーツ類含めて山になっているのでこれらを片付けなければなりません。よってしばらくはやる気を奮い立たせて加工に勤しむのでしょう。

 

↑名門急行「だいせん」なのに私の趣味で非冷房車が3両も混じった編成です。気が変わったときは他の共用冷房キハ58と入れ替えて全冷房車編成で楽しむのも良いかもしれません。

 

1号車 キハ58 637

この編成唯一の目玉である簡易冷房車の非冷房復旧車です。戦後の近代型車両で、簡易とは言え冷房化された車が非冷房に戻った数少ない例だと思います。しかも飯山色に塗られ1992年まで生き延びたというからまた貴重です。大抵こういった異端車は真っ先に淘汰される傾向が強いですから。

 

タネ車は急行「ざおう」セットのキハ58 590です。非冷房車の通風器を3つ撤去し、エッチングパーツの蓋を取り付け、パイピングの施工です。思ったより難しくはありませんでした。一番前位寄りの蓋はちょっと屋根とくっつき過ぎたかな。後位側くらいの位置が一番よかったですね。

 

しかしこの車、非冷房で通風器が3個しか無かったのですね。これは夏場は敬遠されそうな車です。

 

その他改造点は、正面のKE53ジャンパ栓納めの位置を移設していること、後位側にKE53栓納めを1つ追設して3つになっていること、正面窓ガラスを他のKATO製冷房車のデフロスタ無しのガラスと交換していること、あとTN化改造です。

 

2号車 キハ28 84

 

↑同じく急行「ざおう」セットのキハ28 150が種車です。ほぼそのままですが、改造点は正面のKE53ジャンパ栓納めの位置を移設していること、正面窓ガラスを他のKATO製冷房車のデフロスタ無しのガラスと交換していること、あとTN化改造です。

 

3号車 キハ58 653

うちの動力ユニットの数のバランスから、当編成はTomix製動力×2としています。よってこの動力車はTomix車です。

主な加工は、ジャンパケーブルの取り付けです。

 

4号車 キロ28 2508

↑浜田にいたこの「だいせん」専用のキロ28 2500です。模型から特に加工はしていません。

 

5号車 キハ58 541

KATO単品のキハ58です。特に大きな加工はしていません。TN化と付属のジャンパケーブル取り付けのみです。

 

6号車 キハ58 638

こちらもKATOのキハ58です。こちらも加工はTN化と付属のジャンパケーブル取り付けのみです。

 

7号車 キハ28 2394

こちらもKATOのキハ28です。こちらも加工はTN化と付属のジャンパケーブル取り付けのみです。

 

8号車 キハ28 2486

↑この車はTomix急行「のりくら」セットのキハ28バラシが種車です。KATO車に準じ、KATO製ジャンパケーブルを取り付けています。

その他この車の特徴は前回の「加工編その2」でもご紹介した通り…

 

↑床板を、機関予熱器の形状が同じモデルチェンジ車用(当車はキロ28 2300用と交換しています。これで前に寄った機関予熱器が再現できます。その他当車は中央付近に移った給水口、横長の便所窓が特徴です。しかしこれ模型の編成で走らせていても後期型(14次車)であると気づく人なんているのでしょうか…。

 

9号車 キハ58 1120

Tomix単品のモデルチェンジ車キハ58 1100です。主な加工は、ジャンパケーブルの取り付けです。

 

10号車 キハ28 3019

↑豊岡担当付属編成のキハ28です。主な加工は、KATO製ジャンパケーブルの取り付けです。

しかしジャンパケーブルのおかげで男前さが増していますよね。これならKATOが発売するモデルチェンジ車を買う必要あるのでしょうか…。

 

11号車 キハ58 38

ラストは豊岡の非冷房車です。これもKE53ジャンパ栓納めは冷房車と同じ位置に移設されていました。模型でも移設しています。

その他加工は正面窓ガラスのデフロスタ無しパーツへの交換とTN化です。

 

では並べてみましょう。

 

いやはや貫禄がありますね。そしてこの先頭車の姿と言ったら…。たまらないです。

 

実は1974年頃に山陰本線出雲市以西でこの急行「だいせん」と思われる列車を撮影した写真を見たことがあります。編成が、

<キハ58+キハ28>+<キハ58+キロ28 2500+キハ58> と繋がっているので「だいせん」でしょう。そしてこの先頭にこのキハ58 637が入っていました。まさにこの模型の編成と同じです。この写真を見てしまったのがこの編成を再現してみたくなった大きな要因でしょう。

 

さて皆さまいかがでしたでしょうか? こんなややこしい編成でなくても「だいせん」の大多数の例が全車冷房車です。全車冷房車で再現されるのもよし、私のように非冷房車や変な車を混ぜてみるのも良しでしょう。皆さまもお好みで編成を再現してみてはいかがでしょうか。

 

是非私のホームページ

 

http://kami-kitami.sakura.ne.jp/index.html

 

にも各車の解説がありますのでご覧になってください。