みなさんこんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

本日は、思ったより日中の天候が良かったので昨日の塗装の続きを行い、塗装の乾燥待ち時間を利用して急行「だいせん」の整備を再開しました。基本的に目玉となる「キハ58 637」の改造がメインで、他は主に「Tomix・KATO仕様共通化加工」ですので比較的楽??

 

↑まずは前回の続きです。ベンチレーターの台座を削ります。取付穴は非常に小さいので瞬接で埋めます。そしてヤスリで平滑に仕上げます。「気動車形式図集」を見るとベンチレーターを撤去した真上にクーラーがありますが、実車は前位側にかなりずれています。恐らく多度津と後藤で異なっていたのでしょう。よって旧ベンチレーターの箇所はクーラー蓋で隠れませんので、綺麗に仕上げます。

 

↑マスキングテープを定規代わりにして屋根の中心線とパイピングのラインをマーキングします。

 

ここまで来たら、別工程の塗装作業を優先します。そのついでにKATO製床下の後位側のステップや便所流し管を黒く塗っておきます。

↑6両中2両は既に整備済みの車を引っ張り出してきましたので残り4両です。これに、昨日より塗装変更を行っている「キヤ28 訓練車」の床下2両分もついでに塗りますので計6両です。床下ですのでマスキングはケチってセロテープです。

 

 

↑塗装完了

 

 

 

マスキングテープを剥がします。ラインは無茶苦茶ですがどうせ床下で見えないので気にしません。

 

そのままこの流れで床下を加工します。おなじみのTN化です。もう既に何回もご紹介しているし端折っているので簡単そうですが、地味に時間が掛かります。トータルで1両30分くらいかかるでしょう。6両で3時間…。

 

まず前位側を写真の箇所で切断します。黒色がかなり吹き込んでいますが、どうせ座席パーツで隠れますので気にしません。

 

導光プリズムの台座を削ります。そしてTNを固定するプラ板を切り出しておきます。これは型を用意してあり、必要な分をいつでも作れるようにしてあります。

 

そしてプラ板を固定します。先ほどは6両分塗装しましたが、整備済みであった2両は前位側のTNが床板直付けであったため、床下に沈める改造を一緒に施工します。よって合計8両分です。非常に面倒くさいです。

 

さて、ばらした時のシートパーツやライトユニット、集電板などを用意し組み立てます。組み立てもまた面倒なのですわ…。

 

組み立て完了。奥の2両分は同時に施工した「キヤ28 訓練車2両セット」用です。

 

もとのKATO製密自連BMカプラーですが、ウチでは用途が無いためそのまま捨てられます。

 

では、屋根の加工に戻ります。

 

蓋は、タバサのパーツを使用します。台座が付いていますが、これは屋根の低いモデルチェンジ車用です。屋根の高い当車は屋根板にくっつくように蓋が付いていましたので、台座は使用しません。屋根に直接貼り付けます。

 

通風器から10mmを中心にしてフタを取り付けました。そして蓋の位置が決まったら配線パイピングの位置もケガキます。当初面倒なので10mm毎に割ピンで止めるようにケガキましたが、実車と比べるとあまりに少なすぎる印象でしたので5mm間隔にしました。0.4mmドリルで穴を開けます。

 

分岐部及び妻面寄りには箱が設けられていましたので、1.0mmの角プラ棒を切って使用しました。丁度これが真鍮線の位置を固定する役目になりますので非常に楽です。常磐無線取付車を10両作った時より全然簡単です。

 

メタルプライマーを塗った後、ジェイズの「屋根用グレー」で塗装しました。結構いい感じだし、思ったより簡単です。

 

床板・屋根が揃いましたので、KATO車の車両を組み立てます。

 

↑TN取り付け対応改造した床板を嵌めます。そして前位側は白いプラ板に、後位側は床板に直接TNをビス止めします。これまた面倒な作業で、1両15分くらいはかかります。私が最近KATO車を敬遠する理由がお分かりいただけるでしょうか。

 

TNのビス止め完了です。前位寄りは、冷房車は純正のJC6356を、非冷房車はキハ45用のJC6352を、後位側は0374を使います。それぞれ不要な部分をカットして使います。

 

やれやれ、これでKATO車のTN化が完了です。

 

Tomix車は基本的にそのままですが、「のりくら」セットバラシのキハ28(2493)を流用したキハ28 2486は先日ご紹介したように床下機器が模型の状態と大きく違いますので、ちょうど入手したばかりのキロ28 2300の床板と交換します。

 

丁度今日届いたキロ28 2300の床板のみの品物です。

 

↑下が元の製品に付いていた床板です。車両の方は今日届いた床板と早速交換しています。

 

↑さて、これで先頭車10両組みあがりました。さて完成…ではなく、これからジャンパケーブルを取り付けなければなりません。最近はTomix車へもケーブル取り付けが統一仕様となりつつあり、地味にTomix車の加工も面倒です。Tomix車4両は、加工編その1の時点でモールドを切除済みでしたが、今回(粗々で)仕上げ、穴あけまでしてあります。これから10両分にジャンパケーブルを取り付けます。これも地味に1両最低10分くらいかかりますので10両で…。キハ58 637以外は大した加工もしていないのに時間ばかりかかります…。

 

↑ジャンパケーブルを取り付けること約2時間弱、やっと完成です。ちなみに冷房用のケーブルを1本、制御用ジャンパも1本紛失しました。ピンセットでつまんで扱うのですが、その形状から力を入れ損ねたりつまむ場所をちょっと誤るとすぐに「ピーン」と飛んで行ってしまいます。非常にイライラします。このKATOのジャンパケーブル、本来取付穴及び足は角型で回らないようになっていますが、Tomix製に付ける場合は丸穴しか開けれませんので、取り付け後クルクル回ってしまいます。よって少量の接着剤を使用しています。

 

という訳で、加工らしい加工はキハ58 637にしかしていないはずなのですが、やたらと時間が掛かります。大半は「TomixとKATOの仕様共通化加工」です。いやはやこれは今後も非常に面倒で先が思いやられます。

 

写真枚数も増えてきたので、完成編は別記事にします。皆さまお楽しみに!!