こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

ブログを更新するネタ作りに勤しんでいてまだ出来上がっていなかったのですが、KATOさんから11月発売新製品が発表されましたのでちょっと紹介させていただきます。

 

 

カタログには載っていたのでいつかは出ると予想はしていましたが、とうとうKATOさんからキハ58系モデルチェンジ車(冷房車)が発表されました。

 

今回はTomixさんと同様モデルチェンジ車ではオーソドックスな「暖地向けの冷房車」がモデルとなっています。ただ、キハ28は4VKの吸気口が3位側の窓間にあるタイプすなわち18次車となりますので、窓下にあるタイプである17次車をモデル化しているTomixさんとは差別化が図られているということになります。折角なので簡単に解説します。

 

Tomixさんが模型化している17次車です。3001~3013が該当します。絵はサンプルで3002です。新製後直ちに冷房化されたキハ28 2500番台と同様、4位側に吸気口を設ける設計でしたが、3000番台が冷房化される際には発電機と機関の向きが逆となったため、準備工事されていたものは使用せず、新たに吸気口が開けられました。元あった吸気口の準備工事箇所は基本的に鉄板で塞いでありました。

 

↑KATOさんが模型化予定の18次車です。番号は3014~3024が該当します。絵はサンプルで3017です。当初より17次車と逆向きの発電ユニット配置設計なので、初めから3位側に準備工事がされており、冷房化の際はこれを利用して吸気口が設けられました。ちなみに福知山地区生え抜きのモデルチェンジ車はデッキ上通風器が撤去されています。

 

さすがKATOさん、Tomixさんとの棲み分けをちゃんと考えたのですね! いや、そんなところ気にする人はいったいどれくらいいるのであろうか・・・。

 

グリーン車は新断面(キハ65断面)が採用された2500番台となっていますので、真面目に考えると非常に用途限定となってしまいます。とは言っても暖地向け2300番台を製品化しても結局用途限定になってしまいますが・・・。というようにモデルチェンジ車はキハ58系全体の中ではやはり少数派で、模型の年代設定である昭和50年代では各配置区所(配置両数30~50両規模)にモデルチェンジ車は3~4両くらいというケースが多いです。よってキハ58系は両数比率的にもモデルチェンジ車のみで編成を組むというのは殆どなく、平窓と組んで1-2両入っているというケースが多いためどこまで需要があるか。しかもキハ58系自体は既にTomixの単品やら特定急行セットが山のようにあるので、今更モデルチェンジ車を大量に増備するというのも・・・という感は否めないですが。

 

しかしながらKATOさんのキハ58系はTomixのHGにも引けを取らない出来で、このモデルチェンジ車も安定したプロポーションで出てくるのでしょう。まぁ編成自由なキハ58系ですから、あまり実車の配置や編成とかに拘らず、自分の好きな編成で走らせるのが良いでしょう。

 

また、平窓車がリニューアルされた際には、非冷房車がモデル化され特定急行セットとして「いいで・ざおう」が出ましたからね。これのノリで、モデルチェンジ車からも何かバリエーション展開を期待しています。しかしモデルチェンジ車ばかりで組成するというと、末期の盛岡くらいしか思いつきません。しかしKATOさんの国鉄形は、JR化後のバリエーション展開が少ないですからね。さすがにJR化後の塗装変更は出さないでしょうか。いずれにせよ何が出てくるのか楽しみです。

 

個人的にはこのままキハ56・27に展開して、Tomixさんが未だに製品化していない、200番台冷房準備車を出してくれないかなーと密かに期待をしています。Tomixさんがキハ56・27を出した時には、この勢いで200番台も出ると信じ20年近く待ちましたが結局出ませんでした・・・。

 

ということでいろいろコメントもしましたが、何だかんだ言って予約決定かなという状況です。ああ、キハ58系はKATOとTomix合わせて一体何両になることやら。。。