こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

今週より仕事が忙しくなり帰りが遅くなっているので、ホームページの更新は遅々として進んでいません。今後はもっとひどくなるかもしれませんのでご承知おきください。次のホームページ更新は恐らく今週末辺りになるかと思います。

 

というわけで9月14日にアップデートした車両の紹介を続けたいと思います。今日はキロ28です。

 

先日キロ28 2112と2126を公開しました。キハ58系は冷房化に伴い車体断面が変更されている珍しい形式で、キロ28の場合は新製冷房車となった8次車のキロ28 139より屋根高さが100ミリ低くなっています。よく文献で「キハ58系はモデルチェンジ車から冷房を考慮し屋根が低くなった」とありますが、正確にはこれは普通車のみでグリーン車にはあてはまりません。そんなキロ28には少数派グループがあり、6次車と7次車の111~138はAU12を使用した冷房準備車として落成しました。AU12使用を前提としていたため屋根高さは非冷房車のままでしたが、後の新製冷房車に準じて屋根上の通風器が廃止され車体側面に強制換気口が設けられました。また蛍光灯用の豆通風器も取り付けられました。このグループは現車の確認事例が極めて少なく、今後とも資料収集が必要なグループとなります。

 

そんな特徴的な6・7次車から更に個性的な2112と2126を紹介します。

 

 

↑2112は晩年水戸で活躍した車です。AU12対応の冷房準備車として落成し、後にAU13を搭載し冷房化されました。そのため屋根が高いにも関わらずクーラー脇の通風器は無く強制換気が採用されているという過渡期のような形態です。さらに当車は台車がキハ81系から捻出されたDT27系台車を履いているという特徴がありました。恐らく尾久にいたキハ81系からの譲渡品でしょう。

 

 

↑2126は晩年名古屋・美濃太田で活躍した車です。前記の2112と同じような屋根上の特徴がありましたが、さらに当車は当グループでは珍しく側面窓がユニットサッシになっていました。更に4VK用の吸気口の位置が他より低いという特徴もありました。そのため編成中にいた場合は一発で分かる車でした。

 

このように、一見みな同じに見えるキロ28も製造ロットによる差異以外にも様々な個体差があり興味深いですが、いかんせん既に資料があまりなく今後も調査継続が必要です。他にも珍しい特徴のある車がいるかもしれません。

 

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