今日、仏壇を掃除した。
もともと加美家の仏壇は、
11年前に死んだばあちゃんが管理していて、
それ以来、まったく手つかずだった。
じいちゃんが没収されたエロ本とか残ってないかなとか期待しながら、
ワクワクしながら引き出しを開けると、
ばあちゃんの大切にしていた小物とかが出てきた。
掃除を続けていると、
僕のちいさいころの写真とか、
姉がばあちゃんの誕生日に送った手紙が出てきた。
それを大事に保管していたばあちゃんが、
愛しくて愛しくて、
心がじんわりあったかくなった。
その手紙に触れて感じた。
当時の僕にしたら、
何でもない日常が、
ばあちゃんの中では、
きっとかけがえのない日々だったのだろう。
まだ微かにばあちゃんの想いが残っている気がした。
僕はこんなにも愛されていたんだ。
そう気づいた。
「もっともっと受け取っていいんだよ」
今日、不意に出逢ったその言葉が、
頭に浮かんだ。
僕はもっと人を愛したい。
大切な人たちにもっと愛を伝えたい。
そのためにも、
自分のことをしっかりと抱きしめていこう。
ばあちゃん、ありがとう。
大好きだよ。
ああ、命ってのは美しいな。