あの衝撃的な最終回から一か月が過ぎ
皆だいぶ落ち着きを取り戻した頃じゃないかと思います。
そういえば既読者の中に、バナナフィッシュは18巻で物語が終わったと勘違いしていた人が何人かいたというのを聞いたことがあります。
確かにバナナフィッシュに関しては証拠が燃えて何もかも有耶無耶になったし、ゴルツィネは死んだし・・・。
18巻のブランカとの別れのシーンで終わったとしても違和感ないですよね。
私もまさか19巻であのラストになるとは思っていなかったから、アニメのリアクターさんたちの反応を見ていても、もしかしてハッピーエンドあるんじゃ?と思ってた人もいたと思うのです。
アニメなんてラスト5分でまさかの展開だったので、言葉を失くした視聴者も多かったはずです。
しかもアッシュを刺したのがラオだったということも輪をかけてショックだったことでしょう。
アッシュを殺したのがゴルツィネでもフォックスでもなく、モブキャラのような存在だったラオだったというのがね・・・。
彼はシンを守りたかった。
アッシュが英二を守りたかったのと同じように・・・。
ただそれだけでした。
数々の死線を掻い潜ってきたアッシュが
愛する者を守りたいと願った者の手によって滅ぶというのが、
なんとも悲劇的で理不尽だけど、妙に納得させられるのですよね。
吉田先生やってくれましたよ・・・。
完敗です。