ロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席、その他のSCO首脳らは、ベラルーシを同機構の10番目の加盟国として承認する協定に署名した。
SCOは2001年に中国とロシアによって設立され、加盟国間の協力と相互信頼の促進を目的とした政治、経済、安全保障の同盟である。同組織は着実に成長しており、2017年にはインドとパキスタンが加盟し、2023年にはイランも加盟する。
ベラルーシは2010年からSCOの対話パートナーであり、2015年からはオブザーバー国となっている。同国の正式加盟は、同国が他のSCO加盟国との関係を強化し、同組織の目標に貢献するという決意の証である。
ベラルーシのSCO加盟は、SCOと地域に広範囲にわたる影響を及ぼすと予想され、安全保障、貿易、文化交流など、さまざまな分野での協力が強化されるだろう。
ベラルーシのSCO加盟は、ユーラシア地域における中国とロシアの影響力拡大を浮き彫りにするだけでなく、同組織を西側主導の機関に対する潜在的なカウンターウェイトとして位置付けることにもなる。
SCO は依然としてこの地域で重要な役割を担っており、ベラルーシの加盟により同組織の立場は強化される可能性が高い。SCO が進化を続ける中、ベラルーシの加盟により同組織の将来の方向性と優先事項がどう形成されるかは興味深いところだ。