こんにちはー
自伝まんが②巻の41〜45ページ分です!
大学時代の恋愛、告白した時のことについて。
恋愛を描いて公開するのは、個人的には恥ずかしかったのですが…😅
昔カミングアウトできずに悩んでいた自分は、他のセクマイさんの恋愛の話を、ブログなどネットで読んで、励まされました。
それを思い出して、自分も描くことにしました。
片思いでしたが、ぼくにとって大学時代のいい思い出です☺️
41ページ目。
タイトル、告白。
長い間、カミングアウトもできなかったぼくは、好きな人に好きだと言えなかった。
泣いているかめの絵。
大学1年生の冬、周囲にカミングアウトできるようになった頃、初めて好きな人に告白をした。(同時にカミングアウトにもなった。)
携帯電話の画面に、宛先:Vちゃん、本文:実はうちは、女子が好きでVちゃんの事が…と書かれている。
Bちゃん宅。
青ざめたかめ「Bちゃん!!思わず送ってしまった!!」
笑顔のBちゃん「よかったやん」
後でVちゃんから「気持ちわるいと思わないよー」との返事がきて、ひとまずほっとした。
告白後はVちゃんにしつこくつきまとってしまった。
自意識過剰に会うと無視…
そのくせメールや電話…
しばらくして、
真剣な顔のVちゃん「かめ!3つ言いたいことがある。」
42ページ目。
Vちゃん「①うちはつき合えない。②かめは授業に出て。③ちゃんと勉強し!」
叱られた。
くやしまぎれにぼくは、「友だちでいるのしんどい。絶交しよ」と言ってしまった。身勝手…
そうして、同じ教室にいても、口を聞かなくなった。
自業自得で泣いているかめの絵。
悲しくなったぼくは、(新しい出会いを探そう)(授業もちゃんと出よう)と思い、
ビアンバーに行った。
(1巻参照)⭐︎夏休み
コーラを飲みながら、バーで出会ったFTMの友達と話すかめの絵。
そこで、「好きなんやったら、相手の幸せを考えや」と言われた。
43ページ目。
夏休み明けにはVちゃんとまた話せるようになった。
Vちゃん「かめ、ごはん食べよー」
うれしそうなかめ「うん!」
そのうちにVちゃんには彼氏ができた。
ぼくは、そのぐちや落ち込んだVちゃんの話を聞くようになった。
「この前〜〜てことがあって」と話すVちゃんに、「そうなん」と相槌するかめ。
バーでのアドバイス通り、(相手の幸せを考えよう」と思い、Vちゃんを一生懸命はげましつづけた。
そうして1年程たち、ある時Vちゃんから「かめはさ、〇〇ちゃんが好きだよね」と言われ、ぼくはむしょうにやるせなくなった。
かめ「ちゃうで、Vちゃんが好きやった」
と言ってから、慌ててつけ加えるかめ「…1週間前まで!!」(ウソ)
食堂での会話だった。
44ページ目。
この中途半端な告白にVちゃんは、「かめ、後で教室に行こう」と誘ってくれた。
きれいな夜景の見える教室だった。
窓から月、星空、山、夜の街が見える。
窓ぎわに並んで座り、外を眺める2人。
真っ暗な教室の中、Vちゃんはぼくが初めて告白した時からのことを振り返った。
Vちゃんが「はじめはね、〜〜」と語り出し、静かに聞くかめ。
そして、「うちが笑っていられるんは、かめのおかげなんだよ」と言ってくれた。
その後、電気もつけないまま2人で写真を撮った。
机の上にカメラを置き、タイマーで撮る。パシャッとシャッター音。2人とも笑顔でピースサインをしている。
ぼくはその日、とても幸せな気持ちで帰った。
星空の下、微笑みながら歩くかめ。
45ページ目。
それからもいろいろあったが割愛…。
Vちゃんから手紙をもらったり、
Vちゃんの彼氏と仲よくなったり、
泣きながらまた絶交しようとしたり…。
3年生の秋にはぼくはサークル、Vちゃんは就活で忙しくなり、会わなくなった。
(ぼくには他に好きな人ができた。)
さらに1年がたち4年生の秋、たまたま構内でVちゃんに会って、久しぶりにVちゃんちに行くことになった。
Vちゃん「うちにくる?」
かめ「うん」
Vちゃんちの玄関には、たくさん写真が貼られていて、
写真を見ながらVちゃんが「恥ずかし!」と言い、その目線の先をみるかめ「?」
その真ん中にぼくとの写真があった。
暗い教室で撮った写真。
(あの時の写真や…)と思いながらうれしそうに涙ぐむかめの絵。
会わなくなってからも、写真が貼られていてうれしかった。