こんにちはー
自伝まんが38〜40ページ分です!
タイトル、誰でも?
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タイトル、誰でも?。
ある日、サークルのイベントで、トイレの男女別問題について話し合っていた。
参加者が円になって、わいわいと話し合っている絵。背景のホワイトボードには「新歓」と書かれている。
かめ「自分は男女別は困ります」
その時に出会ったTさんが言った。
T「私自身は性別はどうでもいいんだけど、障害者用トイレだけ性別指定がないことが多いし、障害者には性がないかのように設計されているのはおかしいと思う。」
かめ「たしかに…」
心の中で、(自分はトランスの「健常者」視点でしか考えてなかったな)と思った。
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サークルでは、あらゆる人に開かれた場所を目指していて、何かのマイノリティ性によって排除することはないようにしようと話し合っていた。
このイベントでも事前に、「エレベーターのある校舎で、多目的トイレは必須だね」と話していた。
しかし、イベント後もTさんと行動していると、
かめ「ごはんに行きましょうー」
エレベーターは階段よりも遠かったり…
入れる飲食店が限られていたり…
(あそこは段差がある、あそこは狭すぎる)と考えるかめ。
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自販機のボタンが高かったり…
Tさん「押してくれる?」
かめ「はい」
普段、ぼくが何気なく通っている所でも、Tさんは通れなかったり、不便なことがとてつもなくたくさんあった。
道にある車止めを避けて通れるかめと、「せまい」とつぶやくTさん。
「みんなで」「誰でも」と言いながら、実際には、マジョリティの基準で作られていて、アクセスしやすい人としにくい人がいる。
(自分は、目の前にある段差に気付きもしいひんかったんや…)と反省した。